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店舗ビジネスの教育研修で必ず結果を出す極意

店長研修・販売員研修・SV研修導入で大切な3つの視点

年間200回以上の店舗ビジネス向け教育研修(対象は法人)を担当する私が研修で大切にしていることをご紹介します。
各研修を導入する上で共通している3つの視点とは・・・

①店舗での成果を再現性の高いコンテンツにする

まずはじめに各研修で陥りがちなミスについてお話します。
店長や販売員の経験があり本社勤務になる方で店舗の新任店長向けのトレーニングをする場合や、新人販売員に接客販売のイロハを教育する際に、トレーナー(研修講師)自身の経験をお話する場面があると思います。

この時に重要なのが、再現性、です。

再現性の低い話を展開してしまうと、「それは田中さんにしかできない」「その販売方法は人懐っこい鈴木さんにしかできない」となり、受講生の学びにはなっても行動変容を起こすことが難しいです。

私もABCマートで日本一の販売員になり、その後PCデポにて7ヶ月でパソコンを1億円販売してわかったのですが、自分と同じ方法で成果を出せる人はほとんどいない、ということでした。
誰でも売れるようになるし、店長として現場を高いモチベーションに巻き込めるようにはなりますが、必ずしも「私のやり方」で成功できるとは限りません。いや、限りなく可能性は低いでしょう。

私が売るのと、受講生が売るのでは個人個人の性格や強みも違うため自身の体験を中心とした研修コンテンツを押し付けないようにすることが大切です。

「私もこのやり方でできたんだから、あなたにもできるよ!」と言ったところでできるようになることはないでしょう。
それくらいトップセールス・トップ店長と一般販売員・一般店長の間にはスキル差・マインド差があるため、手段手法を真似してもらうにしてもマインド研修・スキル研修を挟んだのち自身の体験をトレースさせる研修に入るのが良いと思います。

マインド→スキル→トップセールス・トップ店長のやり方、という流れです。

②必ずマインド研修から始めること

店舗ビジネスにおける販売スキルやマネジメントスキルを目的とした教育研修を始める前に一つやるべきことがあります。

それがマインド研修です。
なぜ、マインド研修が必要なのかというと、受講生の組織におけるコミットメントを高めない限りスキル教育をしても定着・浸透しません。

これまで5000回以上の店舗ビジネスの教育研修を担当した結果の教育研修成功法則といえます。
多くの企業がすぐにでも販売スキル・接客スキル・マネジメントスキルを高めるためのスキル研修を導入することを求められますが、結論難しい企業が多いです。

まず何より教育研修を受講し慣れていないということもありますし、ただでさえ忙しい(人手不足)中、なぜ参加しなければいけないのか・・・と不満を抱えながら研修初日を迎えることもあります。

こういった現場を経験してきてセットアップも兼ねたマインド研修が何よりも大切であると私は考えています。

主なマインドセットを目的とした教育研修でお話することは・・・

  • 教育研修受講の目的
  • 教育研修受講の期間とゴールセッティング
  • ゴールに辿り着くために必要なスキルと習慣について
  • 達成できる人(店舗)と達成できない人(店舗)の違いについての説明
    →自責と他責
    →能力開発の有無
    →PDCAの回転数 など
  • 目標と個人のキャリアの関係性
  • 苦痛と快楽の選択の違いが見え来を変える
  • 主体性(能動的)と受動的の違い など

これらの話を2時間ほどお話をします。
その後毎月定例研修課題としてビジネス書を1冊(所定のフォーマット)を用意して自身の能力開発を行っていただきます。
※当社のクライアントは全クライアントが毎月ビジネス書を1〜3冊読んでいただいています。

本を読むなんてすごいですね・・・と言われますがそれがマインド研修の価値です。
自主性を高めて目標予算達成に対して個人も店舗も妥協せず他責にしないチームを作ることが何より大切です。

スキル研修はそれからです。

③研修担当者を作り細かい管理を徹底する

教育研修を導入する際に外注(当社のような研修企業をお選びになる場合)を利用する場合は、必ず教育研修における担当者を用意することが大切です。

基本的に店長研修・販売研修・接客販売研修などの研修は月1回です。
(当社は階層別の研修を月1回開催しています)

となると、研修後の課題をこなすかどうかが研修効果に大きな影響が生まれます。

では、教育研修の担当者はどのような方が理想的なのか?

①経営者・経営幹部
②将来的にトレーナーになる人材

のいずれかが良いでしょう。
できれば経営者・経営幹部・トレーナー候補全員が参加するのが良いですが、優先順位としては役職順といえます。

なぜなら、研修で決めることを即断即決できるからです。
例えば前日クライアントのキッズスペースを改良しようと話になった時にその場で決済がおりました。

このスピード感も大切なので、基本的には企業役員が研修に参加をして、研修担当者として管理をしていただくのが得策です。

当社クライアントの多くが経営者・経営幹部・トレーナー候補が参加しているため成果が出るのが早いのが特徴です。
ぜひ、研修受講生だけが変われば良いということではなく、教育研修を通して企業文化・慣習そのものをブラッシュアップする覚悟で臨むことをお勧めします。

以上です。

いかがでしたでしょうか。
これまで御社のような店舗ビジネスの企業の研修を実施してきた中で得たノウハウです。

絶対に欠かせない視点として3つご紹介しているのでぜひ徹底活用していただくことをお勧めします。

また当社がその企業候補の一つになるととても嬉しいです。