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失敗しない!研修会社の決め方3選

店長研修・販売員研修・販売研修・接客研修・SV研修など数々の店舗ビジネス向け教育研修を手がける私の独断と偏見で「こういう研修会社を選ぶと失敗しません!」という話をします。

教育研修でよくあるのが

  • 成果が測れない
  • 効果があったのか見えにくい
  • 良いとアンケートで書かれるけど現場が変わらない

などが挙げられます。

私は研修講師として18年間様々な企業を担当してきた際に多くの研修担当者の方がおっしゃっていたことです。

たしかに具体的な指標を設定しにくかったり、研修講師も研修クオリティを高めるためにコンテンツを磨くので「良い」という評価につながることは理解できます。しかし・・・現場が変わらないとなると続ける意味があるのかなと思いますよね。

私は、上記のような印象を与えないように自社の教育研修を作り込んでいます。
研修会社を選ぶ一助となれば幸いです。

①現場で成果を出していない研修講師は選ばない

まずはじめに、研修講師が店舗ビジネスにおける現場実績がない人を極力選ばない方が良いという話から。

これは元トップ販売員である私が販売実績のない研修講師のマウントを取りたくて話すわけではなく、クライアントから実際に挙がった話で至極納得した話をします。

研修内容はとても良いのですが、現場感がないので薄っぺらく聞こえてしまう。その結果、講師の話に対して「じゃああなた売ってみてください」という反論が生まれ失敗したことがあります」と言われたことが幾度となくあります。

その結果、私をネットで見つけてくださり研修契約になり成果を出せたのですが、もし私も現場で働いている時に同じシチュエーションに出会したら講師に対してリスペクトできたかな・・・と考えてしまいましたね。

決してこの話はすべての研修講師に当てはまるわけではありませんが、直接こういった話を聞いているので研修会社・研修講師を選ぶ際に確認をしておくと一つのリスクヘッジにはなると思います。

②自身で研修コンテンツを作っていない研修講師は選ばない

続いて研修講師が研修コンテンツを自分ごととして語れない講師は選ばない方が良いという話です。

研修会社の中には研修講師が所属するトレーナー科、研修コンテンツを作る研修企画科が分かれています。
たしかに効率を考えるとメリットも大きいです。

例えば、研修講師は研修の進行に必要な
・ファシリテーション能力
・ヒアリング能力
・ロジカルシンキング
・タイムマネジメント
・プレゼンテーション能力
など、研修講師として高めるべきスキルアップに集中することができます。

また、クライアントの実績データを収集することで、研修コンテンツをブラッシュアップする研修企画科は、クライアントヒアリングや成果の再現性に特化していくことでより実践しやすい研修コンテンツが生まれます。

以上の理由からメリットもあるので全く否定するつもりはありませんが、
研修企画科のデータ収集やクライアントヒアリングなど制作に全くタッチしない研修講師は微妙だなと個人的には思っています。

正しいことを話しても人は動かない、と私は研修講師としての経験で確信しているからです。

正しいことを自身の体験談やストーリー仕立てで話すことで研修内容に厚みが生まれ、受講生の頭の中で実践イメージがつきますし、枝葉で具体例を畳み掛けたりすることで「自分でもできそう、やってみたい」という意欲が湧いてきます。

当然様々な研修スタイルがあるのですが、自分ごととして語れない講師の話はどれだけ内容が素晴らしくても「良い」というアンケートを超えて圧倒的な成果を生み出すムーブメントを作ることは難しいのかなと思っています。

研修コンテンツができるまでの制作にタッチすることで実践成果を生み出すストーリーを話すことができます。
実際にクライアント先に訪問してインタビューをした内容なども情景がイメージできるよう話力もあれば上記のような分業制の企業でも実践度が高まると思いますので、確認するのが良いでしょう。

③研修後フォローのない研修会社は選ばない

最後に研修後にフォローがない研修会社は選ばない方が良いという話です。
大手の研修会社であれば研修講師とは別で研修担当者がつくので全く問題ないと思いますが、私のように小規模・個人で研修をやっているところは注意が必要です。

リソースが足りておらず研修後に放置してしまう傾向があるからです。
私は自分でフォローしきれない数のクライアントを抱えることがない(クオリティが下がるのが嫌なため)のですが、限界以上の仕事を請負い、クレームで自滅していった同業の話を何度か聞いたことがあります。

そのため、研修会社を選ぶ際に大手企業は安心ですが、小規模企業の場合は研修契約を取るまでは感じが良いのですが、契約後は杜撰な体制・・・ということもあるようなので選ぶ際に注意するとよさそうです。

以上、3つの選ばない基準についてお話させていただきました。

研修会社は蓋を開けてみないとわからない・・・とよく言われるのですが、そんなこともないと思っています。

その一つがどれだけ長く研修事業を続けているかだと思います。
さすがに、上記3つの状態で事業が長続きするとは思えません。

なぜなら成果が出ないからです。
成果がでなければ紹介も生まれませんし、悪評が広まって続けられませんよね。

研修事業を私は18年間やってきて同じように書籍を出版し、研修をやっていた同業のほとんどはいなくなりました。
決して、私すごいだろ!と言いたいのではなく、続けるためには守らなければいけないルールがあると思います。

あなた(御社)も事業を続ける上で必要なルールがあるように研修会社にもあります。

それは、クライアントに「良い」と評価されるような上っ面の研修ではなく、現場に入り込み泥臭くても求められる指標
・目標予算や利益額
・客単価や成約率の向上
・従業員の離職率低下
などにクライアントと同等レベルでコミットし、必ず達成させることだと信じてやってきました。

私の話になりますが10年以上前に3年間毎年研修における目標を達成し続けて4年目に私から「今年の目標を20%さらに上げましょう、御社の組織なら達成できます!」と意気揚々と臨んだのですが、結果、111%でクライアントも満足してくださっていましたが、私はそこから半年間無報酬で東京↔︎神戸を往復し、研修をして無事達成したことがあります。

おかげさまでご紹介もいただきました。一つ一つの仕事を丁寧に積み上げてクライアント以上に熱意を持って目標達成に向かっていく姿勢が大切だと思っています。

最後は話が脱線してしまいましたが、御社の研修会社選びの参考になれば幸いです。