店長研修は「誰が教えるか」で成果が変わる
多くの企業が直面している課題が「店長の育成」です。
新規出店や人材不足により、若く経験の浅い店長が増える中、マネジメントや数値管理を体系的に学ぶ機会が必要とされています。その解決策として店長研修が導入されていますが、成果を分けるのは**“誰が教えるか”** です。
多くの企業では社内研修という形で教育を行いますが、それだけでは限界があります。外部講師を招くことで、研修の効果は大きく変わります。ここでは「なぜ外部講師を呼ぶべきなのか」、そして「社内研修との決定的な違い」について整理していきます。
私はこれまでに4000回以上の登壇経験がありますので、外部研修のメリットについては誰よりも理解しているつもりです。
社内研修の強みと限界
まずは社内研修の特徴を確認しましょう。
強み
- 自社の方針や文化、現場に即した内容で伝えられる
- コストが比較的抑えられる。講師の人件費が追加でかかることはない
- 現場事例が共有されやすい
限界
- 講師役となる上司や本部スタッフが「教えるプロ」ではない
- 内容が自社内の視点に偏りやすく事例に偏りがある
- 店長にとって「日常の延長」に感じられ、刺激や学びが少なくなる
つまり、社内研修は「知識の共有」には役立ちますが、行動変容を起こす力には乏しいのです。
ぜひ、社内講師研修と社外講師研修と役割を変えて検討していただくの良いかなと思います。
外部講師を呼ぶべき理由
外部講師を起用することで得られるメリットは数多くあります。ここでは特に重要な4つを紹介します。
理由① 第三者視点で現場を客観的に見る
外部講師は利害関係がないため、現場の課題をフラットに指摘できます。
社内の人間では言いづらいことも、外部の立場からなら客観的に伝えられる。これにより店長が「耳の痛い話」でも素直に受け入れやすくなります。これを私はボイスチェンジと呼んでいます。私が伝えると他業界の事例も踏まえているので問題はないが、社内講師が伝えるとハラスメント?になることはありえそうです。
理由② 店長の意識に刺激を与える
「社内の上司からの研修」はどうしても日常の延長に感じやすく、緊張感が薄れます。
一方で外部講師は「プロとして招かれた人」という立場から、店長にとって新鮮な存在です。特に現場経験を持つ講師はリアルな言葉で語るため、店長の意識に強い刺激を与えます。
私は現役の販売員でもあるので、受講生はびっくりしますが真剣味は過去一番とクライアントには評価していただいています。
理由③ 他社事例や最新トレンドを学べる
外部講師はさまざまな業種・企業で研修を行っています。そのため、他社の成功事例や最新のトレンドを知識として持っています。私も現在61業種以上(成田調べ)を担当しているので、さまざまな角度から御社の店長の思考に革命を起こすことができます。同業の話を聞くのも延長ですから、他業種・他業態の事例を伝えることで脳は刺激を受けて新たな発想が生まれます。
社内研修だけでは得られない「外の視点」が加わることで、店長の視野は一気に広がり、発想も豊かになります。
理由④ プロの研修設計力
外部講師は「教えることを仕事にしているプロ」です。体系化されたカリキュラムやワーク、再現性のある仕組みを提供できるため、店長研修の成果を安定的に出すことができます。(ここは私自身めちゃくちゃ自信があります!)
社内研修と外部講師の違いまとめ
違いを整理すると、以下のようになります。
項目 | 社内研修 | 外部講師 |
---|---|---|
視点 | 自社内に限定されやすい | 客観的・業界横断的な視点 |
伝え方 | 上司から部下への延長 | 第三者としての刺激と説得力 |
内容 | 自社ルール・マニュアル中心 | 他社事例・最新トレンドを反映 |
再現性 | 個人の属人性の高い経験頼み | プログラム化されていて汎用性が高い |
成果 | 知識共有が中心 | 行動変容を促し、成果に直結しやすい |
この表からも明らかなように、社内研修は「自社の色」を浸透させる場であり、**外部講師は「行動を変えるきっかけを与える場」**として使い分けるのが理想です。
外部講師を選ぶ際のチェックポイント
外部講師を呼ぶと決めたら、次に重要なのは「誰を選ぶか」です。
以下の点をチェックしてください。
- 現場経験があるか
理論だけでなく、実際に店舗で成果を出した経験を持っているか。
前回の記事でも書きましたが、現場経験がないのはさすがにきついかなと思います。共感が得られません。 - 再現性のあるプログラムを持っているか
一度きりで終わらず、店長が翌日から現場で実践できる仕組みを持っているか。
当社ではプログラムで提供されるフォーマットがありますが、定期フォローをして活用の徹底と精度を上げるようにしています。 - 伝える力があるか
店長の主体性を引き出せる「熱量」と「人間味」を持っているか。
これは本当に大切です。のめり込むような感覚を味わえる講師がお勧めです。
まとめ:社内と外部、両方を使い分けるのがベスト
店長研修を成果に結びつけるためには、社内研修と外部講師をどう組み合わせるかが鍵です。
- 社内研修は「自社の方針や文化を浸透させる場」
- 外部講師は「店長の意識を変え、行動を変えるきっかけ」
両方を効果的に使い分けることで、店長研修は単なる知識伝達の場ではなく、現場を動かす起爆剤になります。
今日からできる第一歩は、自社の店長研修の目的を見直し、「どこに外部の力を入れるべきか」を明確にすることです。それを基準に講師を選べば、研修は確実に成果に直結します。
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