店長研修のカリキュラムは実践が中心の効用とは
私の店長研修は実践型の研修です。もちろんマインド研修も必要があればしています。これから紹介する企業研修の事例は、店長研修で2回マインド研修を導入したあとからはずっと店長スキル研修を中心に行いました。
そして、研修で学んだことがきっちりと現場で実践できているのか?を確認するために店舗に伺いました。
店舗コンサルティングの一つのメニューである「店舗診断」です。
結果どうなっていたのか?該当売場の売上が昨対比900%だったのです。さすがに笑ってしまったのと・・・
「逆に今まで何をしていたんですか?・笑」と言ってしまったほど結果が好転していました。もちろん私にとっては嬉しい誤算でしたが、それだけできることをやらずに放置した結果が赤字店舗に繋がっていたんだなと実感しました。
店長研修でよく伝えていることの一つに「アップデート」の重要性がこの店舗診断時にも証明されました。
今までのこの会社の売り方は【欲しい】と思ってる商品を購入する売り場になっていました。しかし、これではもう店はいらない時代なのです。欲しい商品を購入するならネットの方が安いんだから。
最近私自身の事例でも最初店頭である漢方を購入しました。7000円くらいだったと記憶しています。しかし、Amazonで後日見たら5000円で売っているのです。「次からネットで買おう」となるのは当然ですよね。欲しい商品を購入するならネットで買った方が安い、という常識はどんどん広まってきています。
店長研修では「欲しい商品を購入する」→「全くニーズがないけど、ニーズを作り出す売場作り」になるように徹底的に座学と実践でトレーニングを重ねます。
そうすることで欲しいと顕在化しているニーズに対する対応するオペレーション運営から脱却することができるのです。
欲しい商品を販売するだけでは客単価も上がりません。客数は今後オペレーションで売る店の多くが減っていきます。
顧客が店に足を運ぶ理由がないからです。別にネットでも買える、しかも安いとなると店に行く理由はなくなりますよね。
未来の実店舗の存続にはノーニーズからニーズを顕在化させる売場作りが欠かせません。「あっこういうの欲しかった」とか、「何これ!?こんな商品あったんだ、試しに使ってみよう」と潜在ニーズが顕在化します。これをワクワク感・想定外・感動と呼びます。
感動創造に繋げる店舗でなければ生き残れないからこそ、高い売り場作り能力が必要になります。
店長研修でも売場作りに関して力を入れてトレーニングをしています。ちなみに私はVMDの専門家でも何でもありません。しかし、昨対比300~900%の売上を作ってきています。それは単純に私が「欲しい!」と思う売場になっているから。セオリーはベースであり、キレイに見せることが目的ではありません。売るのが目的なのです。
店長研修をこれまで10年以上続けてきて思うのは顧客のニーズの移り変わりがとてつもないスピードで早くなっていることです。
だからこそ、アップデートしながら市場適応力の高い店を作らなければいけないし、昔よりも実店舗の経営が難しくなっています。
需要>供給時代は商品があれば売れていました。しかし今は需要<供給の時代です。選択肢が無限に溢れているからこそ売り方をかえなければいけません。
そうそう、この店に訪れたときにあまりにも素晴らしい売場だったので、思わず購入してしまいました。
講師として訪れた店で思わず購入してしまうほどの売場を作れることに感動しましたし、爆発的にヒットしていました。何かはオンラインサロンで後日紹介します。興味のある方はぜひ入ってください!(下に案内があります)
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