店長研修で伝えた”全方向”の意味とは
これからの時代は店長が関わるすべての人から愛される店が繁盛する時代です。
店長に求められる役割も大きく変わりました。需要>供給時代は顧客が沢山店舗に訪れるのでトラブルを最小限にする店舗管理が求められていました。
しかし、今は需要<供給の時代なので、店舗管理をするだけでは売上は最大化することができません。
店長の役割が増えたことは間違いありません。
これまでの店長は管理が中心なため売上を作るよりも、勝手に売上は上がるので売上を落とさない(機会損失)ことが仕事のメインでした。
今の店長はこれまでの管理に加えて売上を作る「アイデア」が生まれ実行される組織を作らなければいけません。
店舗経営1.0 店舗管理
店舗経営2.0 店舗管理+売上創造
まだまだ世の中の店舗が店舗経営1.0なため売上苦戦しています。なぜなら、インターネット販売が常に進化しているからです。
進化とは顧客がより使いやすい、便利を作り出すための進化である、ということです。
そこで今後店舗ビジネスがしなければいけないことは何か?
それは、顧客から愛される店を作ることです。具体的にお話すると、店舗のトップである店長が関わるすべての人から愛される状態を作り、維持することです。
扱っている商品やサービスでの差別化が難しい時代の中、唯一できるのは人材による独自化です。
ビジネスモデルで飯を食える程店舗ビジネスは単純なものではなくなりました。
店長の役割は愛されキャラになることが大切
店長は厳しい・・・という時代は終わり、これからは愛されキャラに徹することが大切です。
顧客からも愛され、スタッフからも愛され、会社からも愛され、業者からも愛されることで繁盛店を作ることができます。
全方向から愛されるとはそういうことです。
店舗管理+売上創造ですが、売上創造はモチベーションがなければ無理です。
言われたことをするのがスタッフの仕事であると多くの人は認識しています。+αの仕事は前向きで会社のことが好きでなければやりません。
業者との付き合いも大切で、各店長が業者との付き合い方を良好にすることで仕入れ条件も大きく変わります。(全店舗の店長が変われば間違いなく力になります。最近時美容系の会社が業者の条件が優遇になり理由を聞いたら「うちのスタッフを大切にしてくださっている」という話を聞いたばかりなので紹介しました。やっぱりビジネスは感情面もバカにできないということです。)
会社に愛されることで店長自身のポジションも変わります。(当然ながら信頼されるので裁量権も増える一方で顧客のためにできることも増えていきます)
どうしたら愛されるか?は当然ながらコミュニケーション能力と業績アップの二つです。
一昔前は何も考えなくても勝手に売上が上がり続けていました。しかし、今は何も考えずに働いているようであれば業績は上がりません。むしろ緩やかに衰退して潰れます。
店長に必要な要素を理解すればもっと売れる
時代にあった店長のあるべき姿を理解していればもっと売れるようになります。まず頭のOSを店舗経営1.0から2.0にアップデートすることが大切です。
管理から創造へ。求められている役割を理解することで学ぶことも徹底することも変わります。
考え方を根本から変えていくことで未来は切り開かれます。
まだ頭が店舗経営1.0から抜けられないとどれだけ努力をしても状況は好転しないことだけは確実に言い切ることができます。
このコラムを遡って頂いて店舗経営2.0の本質を理解しましょう。
さらにどんなスキルを身につければ良いのかもコラムの「店長研修」カテゴリーを見ていて頂くと理解できます。
情報収集し、「どんなトレーニングをするべきか?」「どんな知識を身につけるべきか?」が明確になり、全方向から愛されるキッカケをつかむことができるはずです。
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