店長研修で伝えた予算を達成する上で最優先するべきこと
店長研修で最近ニーズが多いのが人手不足の中でも目標予算を達成するための方法についてです。
どの店舗の店長も「もっとスタッフがいれば達成できる」と言う言葉を口にするほど人手不足でどこも悩んでいます。
しかし、限られた環境の中でも目標予算を達成しなければいけないプレッシャーに押しつぶされそうになる店長やはなから諦めている店長まで様々です。
こんな状況下でどうやって各店舗店長に目標予算を本気で達成してもらえるのか?私は店長研修の講師として企業に訪問する際にいつも「どうやって巻き込もうか」と考えています。
どの企業も状況も課題も違うため毎回カスタマイズして臨むのですが、今回の会社もとても難しい状況にありました。
何より暗い・・・。そして、どの店長も営業部長に怒られるのが怖くて萎縮している様子でした。
そこで私が店長研修で伝えたことを今日はお話しようと思います。
会社が暗かったり、萎縮している企業ではまず伝えることはシンプルです。
「まず色々と伝えることはしません。今日は一つだけして欲しいことをお伝えします。」
初回の店長研修でやるべきたった一つのこととは・・・?
目標予算を達成するためには「アイデア」が必要
アイデアがないことが問題なのであって店舗ビジネスが廃れて未来がないわけではありません。
まず店長研修後に自店舗に戻り「どうやったら目標予算が達成できるのか?」のアイデア出しミーティングを開いてもらいます。
やることはたったのこれだけです。
なぜなら今まではアイデア出しをしなくても勝手に予算達成できていたし、できなければそれは自分達の努力の問題ではなくて環境に問題があると決めつけていたからです。
「うちのブランドは商業施設の客層と違う・・・」という言い訳は何度聞いてきたかわかりません。
いやいやいや実力不足なんだよ!とはとてもじゃないですが言えないので、本人が「自分達に実力がなかったんだ」と気づかせるためにどうしたらいいのか、それは一重に自分達でアイデアをひねり出すことでわかります。
「すみません、全然アイデアが出ませんでした・・・」というのが2回目の店長研修冒頭の受講生のリアクションです。
それで良いのです、自分達は今までオペレーションをこなしているだけで顧客が感動するような店作りは全くできていなかったということを思い知ることができます。
アイデアを生み出すために必要なのは考える時間を設けること
店頭で働いているとあっというまに1日が終わってしまいます。
今までの仕事の仕方は与えられた仕事を淡々とこなすこと、しかしこれからは自分達でアイデアを生み出して顧客を感動させなければいけないのだから頭の使い方が変わります。
仕事の難易度は今後ますます高くなります。
言われたことをこなす方がよっぽど楽だったし、それで稼げていた時代は経営も楽でした。
しかし、これからの時代は本格的に淘汰される店舗も続々と増えて実店舗の生き残り合戦が始まります。
ここで残る店舗は当然ながら顧客に必要とされる店舗だけです。
必要とされるためには「ワクワク」させることが大切です。
飽きさせない工夫をしながら実店舗の価値を高めていくことが求められます。
ではワクワク・飽きさせないためにはどうするのか?それは全スタッフがアイデアを出しまくって毎日違う手を使って顧客に新しい価値を提供することです。
まずは、考える習慣を作ること、すべてはここから始まります。
最初は自分達ががっかりするくらいしょぼいアイデアでもやってみる、そして改善をする、これの繰り返しです。
最初から大ヒットして顧客をワクワクさせる企画なんてそうそう生まれません。
とにかく考える・行動するのパターンを自店舗に植え付けることから始めましょう。
店長研修では座学中心が多いですが私の店長研修は自分達で考えて自分達で答えを出してもらうワークが多いです。
これまでは答えを教えて言われた手順通りにやれば良かったのですが、時代は変わりました。言われたことだけをしても儲かることはありません。
顧客と日頃から接しているスタッフ一人一人が顧客の声をもとにアイデアを量産して実行できる環境を創ることが店長に求められるし、会社もそれを支援しなければいけません。
もう時代は待ってくれません。
組織変革をするなら今ではないでしょうか。ずるずるすればするほどダイナミックな動きが取りにくくなります。
ぜひ店長研修を始めませんか?その一歩が会社の未来を創ります。
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