店長研修のカリキュラムで教える「予測力」とは
店長研修では最近ある話をして驚かれることが増えました。
それは、店長に求められる多様化したスキル設計です。
中でも店長に求められるスキルの一つ「予測力」はこれまで必要とされなかった分どの店長も苦戦しているようです。
予測力とは?
最適な準備を重ね最高の結果を得る技術
簡単に言うとそういうことです。
売上を最大化するために阻まれるのはリスクの表面化です。
これは最適な準備で解決することができます。
だいたいリスクが表面化した時の言い訳が、「あの時にこれをしておけばよかった・・・」という後悔から生まれます。
この気づきのレベルはたいてい浅く、ちょっとした準備をしていれば解決できたものばかりです。
リスクが表面化することなく一日の営業を終えることができれば最高の結果につながります。
私は店長に今予測力が大事だよ!と毎回の店長研修でも伝えるようにしています。
なぜなら、管理することが仕事ではなくなったからです・・・。
あるものを管理する方が何も考えなくていいし、状況対応だけしていればしのぐことができました。
正直本部の言いなりになっていれば顧客は沢山くるし、商品だって購入してくれました。
しかし、今はそういう時代ではありません。
店舗の魅力を自らの力で最大限発揮することが求められています。
管理から創造へ
役割が変わったからこそ頭のOSも切り替えなければいけません。
予測力でカギとなる周辺情報の習得と読む力を高める方法
私は三国志好きで、諸葛亮孔明の数々の戦での仮説とその正確な読みが特に好きです。
これは今の店長に求められるスキルと同様のことが言えます。
何が起こるのか?を予測する力が必要になります。
そこでカギとなるのは仮説を立てるための情報です。
情報は大きく分けて二つあります。(主に商業施設)
1)周辺店舗の情報
2)周辺イベントや特定のターゲットが集まる規格
この二つはとても大切で、”客流”と私は呼んでいるのですが、店舗の前を通る人の流れを読む技術のことを指します。
例えば…
周辺でどんなイベントが予定されているのか?
商業施設では今公開している映画は何なのか?
近くで大きなイベントはないか?
商業施設内に新しい店はオープンしないか?
出社する途中に特定の層の外出が見受けられたか?
ライバル店の広告にはどんな目玉商品があったのか?
ライバル店ではどんなイベントが予定されているのか?
季節商品のプロモーション期間は過ぎていないか?
など、ありとあらゆる角度から自己質問を繰り返します。
そうすることでどんな情報を収集することで仮説を立てられるのかが徐々に感覚をつかむことができるようになります。
周辺情報は何か?を様々な角度から検討し、店舗運営に直結する情報をまとめる(ベスト10くらいにするとよい)と予測力は格段に高まります。
私はABCマート時代は、映画館の公開スケジュールとライバル店舗のセール情報、近くの広場で行われるイベントを月初にチェックして準備を欠かさずにしてきました。
(※私のシフトもこの周辺情報をベースに組み立てます。)
店長研修では予測力を高めるためのワークショップを実施します。
やはり一人一人が帰宅してから考える・・・とかだとなかなか実施されないので。
店長研修内で取り組むことによりほかの人の自己質問も参考にできるし、みんな一緒にやりながらどんな質問が効果的だったのか?も共有しながら最強の質問フォーマットを作っています。
ぜひあなたの会社でも作ることをお勧めします。
難しい・・・ということであれば私を店長研修に採用するのが一番早いです。
未来の売上に不安を感じていたらぜひお問合せください。
店舗ビジネスは今後激動の時代を迎えます。
本物の店舗しか生き残ることができないからこそ、堅実な教育投資を行うことをお勧めします。
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