店長研修を受注する際に「店舗の販売力を高めたい」と言われると微妙な理由
大抵店舗の販売力を高めたい!と言われると「難しいだろうな・・・」というリアクションをしてしまう今日この頃です。
店長研修を実施するのはとても大切なことだしやるべきなのですが「動機」と「目的」がとても大切だと思っています。
なぜなら、「店舗の販売力を高めたい!」という課題は見落としている重大なミスがあるからです。
重大なミスとは・・・?
今日はこのことについて話をしようと思っています。
もし、あなたの会社で店長研修を実施しようと思っているのだとしたら動機と目的を再考するキッカケになれば嬉しいです。
たいてい店長研修を実施して店頭の販売力を強化したい!という企業の本部陣は店頭に販売力が足りたいと思っています。
先日もあるアパレル販売でこの話になりました。
この発想が合っている、間違っているということではなく「店頭に理由を見いだす姿勢」に問題があると私は思っています。
まずは「本部としてもやるべきことができていないことが前提でお話しますが・・・」と前置きがあった上での店長研修実施について語るのであればOKです。
しかし、こんな話になることはほとんどありません。
本部は店頭に販売力がないと思いたいわけです。実際は店頭だけに問題があるわけではない・・・と私は思っています。
ここに見落としている重大なミスがあるのです。
それは本部が他責の習慣が身についている、ということです。
本部側としても「どうして今このブランドの売上は落ちているんだ??」と聞かれれば部署内では「店頭の販売力」について議論する方が楽です。
なぜなら自分達はやるべきことをやっているというスタンスを貫けるからです。
でも、本当にそうでしょうか。私は本部陣にも十分不振の理由はあると思っています。
あなたの会社の店長研修(店舗向け研修の動機)は大丈夫?
大切なことなので今一度考えてみてください。
何のために店長研修を実施するのか?
誰のための店長研修なのか?
動機が他責なのだとしたら考え直した方が良いです。
私の店長研修はそういう意味では変わっていて本部のバイヤーや各部の部長クラスも店長と一緒に店長研修を受けています。
中には役員も参加している企業もあるほどです。
私は店長研修で店長の成長を願って研修もしますが、一人の課題はみんなの課題でもあるという認識をもってもらいたいので(その方が課題遂行もスムーズ)、できる限り幅広く受けてもらうようにしています。
そうすることで私が店長研修を通してやりたいことが即断即決即行でいけるという特徴があります。
全員が課題解決に向かって協力体制を作る
これこそが店長研修を成功させる唯一の方法だと思っています。
もし店長にだけ課題を押しつけて店長研修を実施すれば効果は半減することでしょう。
なぜ本部はいつも店頭にだけ押しつけるのか・・・という不満がなくならないからです。
一緒に学ぶ、一緒に実践する、ということが大切です。
私はABCマート出身で本部社員は土日になると必ず店頭で一緒に販売をしてくれました。
これが効果てきめんで本部の施策も本部が認識している課題感も現場とそんなに離れていないことが信じられて積極的に関わることができました。
本部と店頭が分断するのが一番良くありません。
あなたの会社は大丈夫ですか?
今すぐ現状の組織を見直して店長研修を実施できるレベルにあるのかを再検討しましょう。
もちろん本部と現場が分断している状態から当社に依頼を頂いても大丈夫です。
店長研修を実施する前にやるべきことをお伝えし一緒に問題解決しますから。ご連絡お待ちしています。
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