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アパレル販売の店長研修で見えた店長の覚悟とは

店長研修中に受講生自らが未来を描く

「やっぱり接客が好きだから・・・」と実店舗が苦戦するのはわかっていながらも自分の仕事を続けたい!という店頭が大好きな店長は少なくありません。

しかし、時代は残酷なモノで一昔前のビデオカセットのように現代のストリーミング配信にはどう考えても勝てなくなりました。

実店舗を構えるほとんどの業種のシェアは縮小傾向にあります。

今までは「店に行かなければいけなかった」状況から「店にいくのが面倒になった」と顧客の思考や価値観も大きく変わり実店舗の存在価値を今問われています。

そこでこれからの実店舗をどうかつてのように黒字店舗へと再生するかをアパレル販売企業の店長と考えました。

話を聞いていてジーンとしてしまい思わず涙を流しそうになったのですが、みんなこの仕事が大好きなんだなって・・・実感しました。

だからこそ守りたいし、もっと沢山のお客様にまた来てもらいたい、そう強く願っている店長が多い、しかし「どうしたらいいのか?」がわからずに出口が見えない不安と戦っていました。

私には答えがもちろんあります。どうしたらいいのかもおおよそ検討が付いています。

それでも私一人が「こうしよう!」と言ったところでやるのは受講生なわけだからすべてを与えるわけにはいきません。

理由は「やらされ感」が生まれ「創造性を奪う」ことになるからです。

多くの企業研修は「即効性」のあるネタを提供して売上を一時的に上げようとします。

もちろんその方が楽なんですよね。講師としても価値を可視化できるし、何より数字が出ていることで安心感も得られます。私もこれまで数字をすぐに上げるための方法を模索してやってもらっていました。

企業再生レベルの仕事を受けるとき以外はこの考え方を完全に封印しました。

なぜなら、持続性がないし、常に依存する組織になるからです。自分で考えて行動するという思考力がいつまでも育たないという状況でクライアントは本当に幸せなのかな?と考えるようになったのです。

今も様々な企業を担当していて、ビジネスモデルで買ってきた企業が苦戦をしている企業はこの状況に陥っているところが多いです。

善し悪しの問題ではなく、長いこと創造力を必要としない働き方をしていたのですぐに頭と体が切り替わらないのです。

だから「今すぐ」に成果を出せないというジレンマはあります。(もう一度言いますが、すぐに成果を出すことを求められる場合も企業ステージによってありやるときはやります。)

しかし、当社クライアントは私を信じて時間をくださっているのでこうして多くのクライアントが成功しているのだと思います。

店長研修でアパレル販売店長が激変する瞬間

店長研修で店長が激変する瞬間を目撃することが多々あります。

何かスイッチが入ったかのように積極的に研修を受けたり、研修課題をこなしたり・・・様々ですが別人のように変わる店長が沢山います。

先日もあるアパレル販売店長が激変しました。

これにはとってもびっくりしたのですが本人曰く「腹くくりました、これまではどこか人のせいにしていたと思います・・・」と覚悟を決めたようです。

これはやらされ感からは生まれません。

自分で考えて自分で行動して自分で結果を創るという主体性からしか生まれない成功体験です。

覚悟が決まった店長は強い。自分に負荷をかけてどんどん成長し行動していくからです。

毎回にんじんぶらさげたり、毎回やるべきことを教えるのは大変ですよね。一度スイッチが入った店長は指導者以上のアイデアを自らの意思で創るようになります。

今回のアパレル販売の研修で「研修が次のステージに進んだな」と私自身も実感しました。

自主性・主体性を育むのはとても大変だと言われますが、実はそんなに難しくないのです。

しかし、多くのマネジャーや役員陣はそもそも自分の会社を支えてくれている店長に対して期待をしていません。

どうせダメだと思っているから投資もしないし、役員が一番偉いし、一番良いアイデアを持っていると思っているから現場に権限委譲することなくコントロールしようとします。

もうこのやり方では難しいと私は思っています。

離職率も上がるし、企業としても成長しません。

あなたの会社の現状はいかがでしょうか。

少しでもこの記事が役だったらシェアして頂けると嬉しいです。宜しくお願いします。

 

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