リニューアルが相次ぐ商業施設の落とし穴

今関東中心に商業施設のリニューアルが増えている

リニューアルは従業員にとっても新しい気持ちにさせる意味ではとても効果的です。

お金があるならやらないよりはやった方が良いと思っています。

さらに最近の傾向は店舗数を増やすために増床するところもあり顧客側にとってもメリットが多いですよね。

双方にとって価値の高いリニューアルですが一つだけ落とし穴があります。

それは、すぐに飽きられるということです。

これまでは商業施設は不動産的なポジション色が強くどちらかというとハード面の課題解決が最優先でした。

しかし、テナント側も年々賃料が高まる割には顧客数が減るというジレンマに頭を悩まし更新せずに店を潰すところもあります。

私はこの状況が一つの商業施設の転換点なのではないかと個人的には思っています。

売上を上げ続けるためには施設をアップデートするのはこれからの時代も大切になると思っています。

20年以上経っている商業施設も増えてきましたからね。

しかし、ハード面だけでは仮想商業施設であるAmazonや楽天には到底叶わないのです。

これからの時代はますますネットユーザーが増えて店頭から人が消えます。

だから、独自の価値を見いだすことが各店舗(テナント)に求められているのです。

この危機感はデベロッパー側はまだまだ気づいていないなというのが私の体感です。

先日も木更津アウトレットが増床し日本一の商業施設になりました。

視察にも行きましたが一人でも十分楽しめるほど沢山のお店で溢れていました。

これだけの努力をデベロッパーがやっているからこそ+10%でいいから店頭にも目を配って欲しいなと思いました。

正直接客レベルは高いとは言えない店舗が多かった(個人的見解)です。

ハード面で感動しても売上最大化を狙うことはできません。

ハード面で感動してなおかつソフト面(接客)でも感動して購買単価は上がるのです。

「わ~見たことないブランドの店だ~入ってみよう」と好奇心でせっかく来店させることに成功しても、接客レベルが低ければウィンドウショッピングで終わってしまいます。

そして、一度「欲しいモノがない」と思われては二度とその店に足を運ぶことがないのです。

日本初のテナントもあったからこそ「自分とは関係ない」と思われない工夫も必要だったのかなと思います。

入店してノーニーズでも感じの良い接客で「ちょっと試しに使ってみよう」と思ってそれ以降ファンになればリニューアルも大成功と言えるでしょう。

しかし、せっかく増床して来店数が増えてもコンバージョン(成約率)を上げる工夫がないようではもったいなさすぎます。

接客研修や販売員研修をしてリニューアルに備えるデベロッパー・テナント一体になって売上アップを目指す施策や準備があるべきだったと言えるのではないかと思います。

商業施設のブランディングはデベロッパーで後はテナントの仕事というこれまでは分断した関係でしたが、これから顧客は減っていく傾向が見込まれる以上は両者が力を合わせて商業施設を作り上げていかないと飽きられるのではないかと危惧しています。

あなたはどう思いますか?

ぜひ関東圏に住んでいる方は足を運んでみると色んなコトに気づけるのではないかと思います。

これからの時代は帳簿を見て経営判断する時代ではなく実際に足を運んで帳簿に載らない情報をどれだけ経営に生かせるかがカギとなります。

 

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