なぜ新人店長は最初の3ヶ月が勝負なのか
店長就任直後の3ヶ月は、その後の成果曲線を決める最重要期間です。
この時期に現場での立ち位置やスタッフとの信頼関係が築けないと、「数字を持っているだけの管理者」で終わってしまう。逆に、この3ヶ月で信頼と成果の土台を作れば、その後のマネジメントは格段に楽になります。
クライアントの中でも新たに店長になったが、スタッフに遠慮しすぎてしまい精神的にまいってしまい会社を辞めてしまったという相談を過去に数えきれないほど受けてきました。
当然ながら、これまでに5万人以上の店長教育をしてきましたので、私の店長研修を受講しても辞めてしまった新人店長はいると思います。ですので、絶対に誰も辞めない!と謳えるような完璧なプログラムではないです。
現役のクライアントで私の店長研修を受講している店長の離職は現状ありません。(降格はあります)
やはり、重要なのは初期の3ヶ月間でいかに現場のスタッフを味方につけられるか?にかかっています。
ハードワークで離職をするよりも、精神的な疲労の方が圧倒的に苦痛感が高く離職に繋がるので、初期はとにかく人間関係構築に集中することをお勧めします。
3ヶ月即戦力化プログラムの全体像
私が実践してきた新人店長研修は、「店長研修 × 月1回フォロー × 成果評価」を組み合わせた3段階設計です。
第1ヶ月目:土台づくり(信頼構築と業務理解)
- 全スタッフとの1on1実施(1人15〜20分)
ここの面談テクニックは店長研修の中でしか語ったことがありませんが、とてつもなく重要なコミュニケーション設計が必須となります。基本的に敵対視されている状態から始まるので。 - 店舗オペレーションの全工程を自ら体験
自ら行うことでスタッフは「この店長はちゃんと私たちに寄り添おうとしてくれている、現場目線を理解しようとしてくれている」という好感触が得られます。 - 毎日の朝礼で労い・承認を中心に行う
→ ポイントは「感謝の気持ちを伝えること」が大切です。
第2ヶ月目:先行指標マネジメントの導入
- 各行動指標を設定(声掛け数・接客率・成約率・客単価など)
- 毎日終礼で達成状況をスタッフと振り返る。
ここでのポイントは着実に成長していることをスタッフが実感できることです。 - 数字の変化を「なぜ」まで掘り下げる習慣化
→ この時期に「数字を創る感覚」を全スタッフの体に染み込ませる。
何度も言いますが、ここで店長によるサポートで生まれる現場の成功体験が求心力を高めますので、計画的に教育をしていきましょう。
第3ヶ月目:自走化とリーダーシップ発揮
- 店長自身が数字の牽引役から、スタッフの数字創出支援役へ移行
- 成功事例をチーム内で共有し、再現性を高める
- 来期以降の目標・戦略をスタッフと共に策定
基本的には常にOJT・伴走することです。徐々に現場を離れて任せるというフェーズは年単位で計画を立てましょう。
まとめと行動提案
新人店長を3ヶ月で即戦力化するには、順番が命です。
- 信頼構築(人)
- 先行指標マネジメント(数字)
- リーダーシップ発揮(仕組み)
今日からできる第一歩として、就任初週に必ず「全員との1on1面談スケジュール」を組みましょう。これだけで3ヶ月後の数字は確実に変わります。
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