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現場を知る講師と知識だけの講師、店長研修の成果はここで決まる

店長研修における「講師の質」が成果を左右する

企業が店長研修を導入する目的は明確です。
売上アップ、人材定着、顧客満足度の向上。いずれも店舗ビジネスにおいて避けて通れない課題です。
御社ではどのような課題がありますか?現場での課題のほとんどの理由は本社の責任ではなく、店長の責任です。

店長の中には、
「本部が採用してくれないから・・・」
「本部がセールをしてくれないから売れない・・・」
「アルバイトの時給を上げてくれないからどんどん辞めていく・・・」
とおっしゃる方がいます。いえ、売れる店長は売れますしスタッフも辞めません。

店長としてのマインドセットのトレーニングをせずに店長にしてしまうとこれらの愚痴や文句が生まれてしまいます。

できれば他の記事でも書いていますが、店長に昇進した時点で店長研修を受けるのが一番良いです。

では、店長研修なら誰でも良いのか?というとそんなことは当然ながらありません。
「店長研修」を導入しても、成果が大きく出る企業と、ほとんど現場が変わらない企業があります。
その違いを生む最大の要因が、研修講師の質です。


「現場を知る講師」の特徴

現場を知る講師とは、単に知識や理論を伝えるのではなく、実際に店舗での経験を踏まえて話せる人です。
私もこれまでにABCマートでアルバイト個人売上日本一・PCデポで7ヶ月で1億円を売上げて独立をしました。
また、書籍をご覧になったこともいらっしゃるかもしれませんが、15冊も店舗ビジネスに関する本を書いています。
多くの本を出せるのには1つ理由がありまして、実は・・・現役の販売員です。月に1回クライアント先でアルバイトをしています。

ですから、現場感に関しては業界随一だと勝手に思っています・笑
多くの店舗コンサルや店舗向けの研修講師は現場に出たがらないですから(売れなかったら恥ずかしい)、私は敢えてやって現場の1次情報を収集し、問題解決のサポートをしています。

主な特徴

  1. リアルなエピソードを交えて話せる
    「売上が落ち込んでいたときに、こういう改善をして成果を出した」という具体的体験を持っている。
    この体験談がないときついです。なぜなら理論と現場での実践イメージがつかないからです。また、現場から共感が生まれないため講師との心理的距離がいつまで経っても縮まりません。
  2. 現場の言葉で語れる
    「KPI」「PDCA」など抽象的な言葉だけでなく、具体的に、何をどう変えることで成果が変わるのか?を語るのはとても大切です。私も琉球ソフトクリームという沖縄でナンバーワンのソフトクリーム店を経営しているのですが、現場での日々を語ることで、受講生から「なるほど・・・そうやってやればいいのか」とすぐに現場に持ち帰って実践できるイメージを作ることができています。

  3. すぐに実践できる行動を提示できる
    「今日から実践できる3つのアクション」など、店長が翌日から現場で試せる内容を提供する。

上記でもお話しましたが、現場を知る講師は、店長が「これなら自分でもできる」と思える実践知を伝えることができます。これが成果につながる最大の理由です。


「知識だけの講師」の限界

一方で、理論や知識に偏った講師も存在します。大学や研修機関で学んだ内容をそのまま伝えるスタイルです。
私も出身は明治大学の商学部なため学んだフレームワークや仕組み、ビジネスモデルも体験談に載せて話をするようにしています。理論と体験談のミックスこそが最強だと思っています。

ありがちな特徴

  • 学問的な用語や理論の説明に時間を割く
  • 成果事例が抽象的(もしくは企業規模が違いすぎてイメージできない)で「誰がどうやって実現したのか」が不明瞭
  • 店長が現場に戻ったとき、実際にどう動けばいいのかが分からない

こうした研修は受講中の満足度は高くても、現場に戻ると「結局どうすればよかったんだっけ?」と行動に結びつかないことが多いのです。結果として研修が「イベント化」し、費用対効果が出ないケースが目立ちます。

当社の店長研修を採用してくださる企業の担当者様が「研修のアンケートはいいのですが・・・現場での成果が全く見えないんですよ」の理由はまさにこれです。学んだことで満足してしまう典型例です。


成果を分ける最大のポイント:「再現性」

現場を知る講師が評価される理由は、クライアント先でも実践できるように体系化された再現性にあります。
つまり、講師自身がやって成果が出たことを、他の店長も真似して成果を出せるように伝えられるかという点です。

知識だけの講師は「理論的には正しいこと」を教えられますが、再現性のある行動に落とし込むのが苦手です。
なぜなら、現場は、思い通りにいかないことが多すぎるからです。
逆に現場経験を持つ講師は「この手順でやれば成果が出る」という具体的な行動指針を提示できるため、受講後に現場がすぐ変化します。私も店長研修の中で「実践が滞るリスク」について踏まえた上で伝えるようにしています。

「何のトラブルもなければ10/10やってください、急な病欠が入ったり、トラブルが生まれた場合8/10でOKです。ただ、8の内の〇〇部分はどれだけ忙しくてもやりましょう。病欠や急な繁忙時間での実践の仕方はこの3ステップです」

と、このように指示・指導をしています。
こういった臨機応変の対応は現場経験がないと難しいです。


店長研修で「現場経験」を持つ講師を選ぶメリット

現場を知る講師を選ぶと、店長研修の効果は大きく変わります。

  • 店長が腑に落ちやすい
    「それ、うちでもやれる」と思える内容だから行動に移りやすい。
  • スタッフへの展開がスムーズ
    店長が現場で具体的にスタッフに伝えられるため、店舗全体に浸透する。
  • 成果が早く出る
    翌日から実行できる行動が増えるため、数値や口コミなどの成果が短期間で現れる。
  • 長期的な文化が作れる
    店長が自ら考えて行動するようになるため、「学びが風化しない」文化が根づく。

講師選びで確認すべき3つの質問

では、現場経験を持つ講師かどうかを見極めるにはどうすればよいのでしょうか?
講師候補に対して、次の質問を投げかけることをおすすめします。

  1. 現場で店長やスタッフとして働いた経験はありますか?
  2. 研修後、店長が現場に戻ってすぐ実行できる行動例は何ですか?
  3. 再現性のあるプログラムやツールは提供されますか?

この3つに具体的な答えが返ってくる講師は信頼できます。逆に抽象的な回答しか出てこない場合、その講師は知識先行型の可能性が高いといえます。


まとめ:講師の違いが成果の違いを生む

店長研修の成果は「講師が現場を知っているかどうか」で決まります。

  • 現場を知る講師は、リアルな経験・具体的な行動・再現性のあるプログラムを提供できる。
  • 知識だけの講師は、理論は正しいが現場に落とし込めず、成果が出にくい。

店長研修を成功させたいなら、必ず講師の現場経験を確認し、「店長が翌日から動ける内容かどうか」を基準に選びましょう。

今日からできる第一歩は、研修会社や講師のプロフィールを見て「現場経験がどこまであるか」を確認することです。それが、研修の成果を最大化する最初のステップとなります。