店長教育が欠かせなくなった理由
今多くの企業(アパレル)で店長育成(店長研修)が急務になっています。私の会社にも毎月のようにアパレル販売からの店長研修や単発セミナーの依頼が飛び込んできます。
なぜ、これまでは店長やスタッフ育成に見向きもしなかった小売・サービス・飲食業が店長研修に力を入れることになったのか。
(※語弊のないように、一部の企業は人材育成を昔からやっています)
1)スタッフの離職率が上がったから。
2)ネット企業の台頭で実店舗売上が壊滅的に下がったから。
1)店長教育の理由 その① スタッフの離職率高
人材採用の募集を広告に出してもスタッフが集まらない・・・これはよく聞く話ですね。
あなたの店ももしかしたら人材不足に悩んでいるかもしれません。私のクライアントも私の店長研修を受けるまでは、定休日を設けるほど人材難にあえいだいたくらいですから。
以前は何も努力をしなくても毎月募集をかければ選び放題のスタッフ面接があったのが今は従来同様の媒体にお金をかけても電話一つならない、という結果のところも多いです。
採用の仕方も定着の仕方も旧来のやりかた(高い時給)だけで採用できる時代ではないことにいち早く気づくことが大切です。
1)店長教育の理由 その② 起ち上がれない程の売上減
続いての理由は昨対比100%を突破できなくなったから。ライバル店が多くなったことで売上が上がらなくなりました。
今までは昨対比100%はかろうじて超えるレベルにあったものの、ZOZOTOWNをはじめとしたインターネットで気軽にブランドの洋服が急増しました。多くのインターネットショッピング(アパレル)が返品手数料無料です。
好きな洋服を選んで合わないものは返品すればよいとなると、店頭に行って金魚のフンみたいに店員さんがついてくる中慌てて決める必要もないし、何よりも安い!ということで若年層を中心に支持を得ています。
だから、若年層をターゲットにしているアパレルは大打撃じゃないでしょうか。私の長年の友人も先日若者向けのアパレル店の経営権を手放しました。
インターネットショッピングに負けない、店舗である購入することの価値を最大限発揮できる素晴らしい店づくりをするためにも店長研修が必要になった、というわけです。
成田式店長教育カリキュラムの全容
成田式アパレル店長教育は1年半~3年で超高収益店舗に仕立て上げられるだけの力が身につきます。1年半も?と思うかもしれません。
それだけ時間はかかります。(※もちろん講師としての力量不足は認めます。もっとこれからも謙虚に自己研鑽してまいります!!!)
数年前のアパレル業と今のアパレル業では店長として求められる仕事の幅が大きく広がりました。そのため店長教育のカリキュラムも増える一方です。内容も毎月リニューアルしています。
数年前は本部から指示されたとおりにVMDを管理し、ブランド力もあったので人材は豊富のためシフト管理をしていれば売上が立っていました。
しかし今は多様なスキルを求められています。そのため、そう簡単に市場に適応できるウルトラ店長を教育するなんて無理な話。
シフト管理だけではなく、スタッフのモチベーションや接客や販売スキル開発、さらには少ない人数で回しているの個々の最適なタイムマネジメントの管理能力が求められています。
管理に集中するこれまでのスタイルから自身も販売を請け負わなければ頭数が揃わなくなるというプレイングマネージャーとして店舗運営をする必要が出てきました。
当社のアパレルクライアントも、本当に皆よくやってくれています。日々の業務に加えて私の店長研修や店舗コンサルティングの課題もありますからね・笑
そして、本題のカリキュラムですが、私の店長研修は他の講師と違っていきなり、販売力強化のためのスキル研修はしません。
まずは、売れ続ける店長だけが持っているマインドを勉強していただきます。
いきなりマネジメントスキル研修をするとうまくいかないのには理由があります。
それは、マインドが出来上がっていない店長に店長研修を通して何を伝えても右から左です。
売れない店長は課題認識力が極端に低いので、店長研修を受けても課題が見えない分学びが薄くなります。
同じお金をかけるのであれば、全店長が「この会社を絶対に変えるぞ!」と気概に満ち溢れた環境を作らなければ余計に時間がかかってしまいます。
※ご安心ください。私のキックオフの90分~150分の講演を聞いて頂ければ、全店長にスイッチが入り、「売れ続ける店長のマインド」を手に入れることができます。
それから店長研修をスタートさせます。主に学ぶ内容は、
・スタッフモチベーションアップ
・目標予算達成(昨対比120%アップ)
・離職率低下もしくはゼロ
・リピート紹介率アップ
・客単価アップ
・CSとESを上げる
ざっくり説明すると、こういった内容(テーマ)になります。
あくまでもざっくりです。理由はこうです。
アパレル店長の役割は企業によっても千差万別
アパレル店長向けの研修をこれまでも何十社と請け負って、おかげ様でクライアント満足度も高く紹介を頂く程になりましたが、一番は「カスタマイズ」にあると思います。
私の店長研修にはいわゆるパッケージというものがありません。企業の課題・現場の店長の課題に合わせてカスタマイズします。
アパレル業の店長は若い方が多いので、店長のイロハから教えることも多いですし、老舗のアパレル企業では40代女性が多いので、スキル高度の高い店長研修から入ることもあります。
それは企業の求める理想の店長像次第になります。あなたの会社の理想の店長とはどんな店長ですか?
ぜひ貴社の課題をお聞かせください。
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