アパレル販売員研修で伝えた「販売員がこれからの店舗経営の主役」の真意
アパレル販売員向けに販売研修をしている中で最近よく伝えることがあったことに気づいたのでシェアしようと思っています。
店舗経営は長らく本部が主役の時代でした。本部が頭脳で現場が手足と言った具合でどこの会社も全店舗共通のVMDで拡販をしてきました。
しかし、近年のアパレル販売店の不調は尋常じゃありません。
この記事(2017年ですが)を見てもわかるとおり赤字なのです。
ではなぜここまで赤字が拡大し一気に商品が売れなくなったのでしょうか。一重に私はアパレル販売店のこれまでの慣習による怠慢が上げられると思います。
今まではメーカーが主導権を握っていました。販売代行の社長は販売代行の権利さえ獲得してしまえば毎日のように店に顧客が足を運んでくれました。
そして、上から目線で商品を売っていれば良かったのです。
しかし、時代は変わり、ZOZOタウンの躍進により主導権はIT企業となりました。さらに、ユニクロとしまむらの存在も足かせとなり既存店の売上はどんどん落ちていくようになりました。
これが時代の流れなんだな・・・と残酷ですが今多くのアパレル店が潰れています。販売員研修をしていても自信をすっかり失った店舗販売員や店長を見かけるととても胸が締め付けられます。
「これからアパレル販売ってどうなるんですか?」と全く未来がイメージできずにいるスタッフも少なくありません。
これから実店舗で働いても未来がないのではないか?と思っている店長や販売員の離職も後を絶たないと先日打ち合わせの際に話題に上がってきました。
こんな状況下で打開策は本当にあるのか?と思うのも無理はないと思います。しかし、私の答えは敢えて「打開策はありまくる」と答えています。
はったりでもなんでもなくて実際に店舗はまだまだ売上が上がります。ただ、これまで長く同じ売り方・見せ方・提供の仕方をして稼ぎ続けてきてしまったのでイノベーションが全く起こるような余地がないのが問題なのです。
まだまだ売上は上がります。これは私だけではなくクライアントの販売員をぜひ紹介したいくらい!・笑
みんな自信に満ちあふれて顧客と毎日談笑をしながら売上アップし続けています。
世の中的には今大きな過渡期になっていますが、しかるべき準備を重ねてきた企業はしっかりと顧客に選ばれ続けています。
アパレル販売員よ!今すぐ顧客を100人引きつけろ!
まずはつべこべ言わずに私の言うとおりにしてほしい。
そうやることは簡単だ、100人に名前を覚えてもらう接客をすればOKです。
たったこれだけのことです。一生懸命自己PRをして名前を覚えてもらうよう努力をしよう。
顧客に話かけて無視されたら怯む販売員が多すぎる、顧客のいいなりになって「もっとこっちの商品の方が似合うのにな・・・」と思いながらも何も提案せずに欲しい商品を売る販売員、常に遠慮しながら話をするからよけい立場が弱くなり主導権が握れない販売員、今すぐ変わりなさい。
「でもどうしたら・・・?」と思うんだったらもっと勉強しなきゃ。
このコラムは店長や人事部の方がご覧になっているのでぜひこの記事をシェアして頂きたいです。
もうぼーっとしていたらZOZOはじめインターネット企業にますます売上は奪われて劣勢になります。
それでもいいんですか?せっかく憧れの仕事についたのに・・・夢半ばで諦めていいんですか?
もっと自社の洋服をきて毎日ハイテンションで仕事をしたいって思いませんか?
思うのだとしたら今すぐ100人に名前を覚えてもらうための努力をかさねよう。
やることはたったこれだけ。やればわかります。必ず未来が見えるし、自分の仕事に誇りを持つことができます。
名前を覚えてもらうための努力をしよう。商品知識×接客技術×業務知識 この三テーマでスキルや知識を習得して日々やりきっていきましょう。
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