店長研修のカリキュラムを柔軟に理解するための店舗運営基礎教養
店長研修でも伝えている最新のトピックなのですが、様々な業界のセミナーに足を運ぶようになって5年経ちますが、改めて勉強することの重要性について今日はお話しようと思います。
店長研修でも私は課題(総量を1)を出します。
総量を1とすると、ほとんどの受講生が総量1をやってきます。
しかし、トップパフォーマーは違います。
ずっとこの違いがあったのに、もっとコラムでも早く紹介すれば良かったと今更ながら思いました。
それは、「量」について。
たいていが私の課題の総量の3倍はこなしてきます。
例えばビジネス書1冊を読むことを課題にすれば最低3冊は読み込んできます。
そして、徹底的に実践をしてくるので成果が出るのは当たり前です。
総量1やってくる時点で私は満足しています。
なぜなら、ただでさえ忙しい中取り組んでいるし、それなりに成果を出してくれているからです。
しかし、今後の店長研修も意欲とレベル別に分けてやってもいいかなと思っています。
それは私が通っていた塾がそうしていたからです。(今更気づく・・・)
総合科・・・国公立向け
特訓科・・・私立向け
特進科・・・超難関高校向け
こんな感じでカテゴライズしていました。
私は総合科だったのですが、特進科の宿題の量を聞いて引きました・・・
正直おまえそんなに勉強好きなの・・・と思っていたほどです。
これを店長研修に当てはめると「そんなに勉強したって給料上がらないし別に何も変わらないじゃん」
しかし、塾の友達も言っていましたが、「楽しいよ。やってみたらわかるよ」のクールな一言。
完敗です。
これって今の店長研修にも当てはめて良いのではないかと素直に思ったのです。
たしかに今の環境では3冊読んでくる時点で「すごい」となるのですが、心の中では別に普通だと私は思っています。(もっと読んでいましたし・・・今も読んでるし)
しかし、量が重要なのは私のこれまでのキャリアを見ても一目瞭然です。
これは私の店長研修を受講している人はよく聞いている話ですが、お付き合いください。
私が22才・PCデポ時代の話です。
ほぼ毎日睡眠時間が3時間程度でした。なぜなら、パソコンのことがわからず毎日専門雑誌を読む毎日だったからです。超退屈だったし、意味がわからなかった。それでもわかったようなふりをしながら、情報を一つ一つ脳に固定していく作業。とても辛かったけど、辞めたいと思うことはありませんでした。毎日雑誌を開いてはわからないところに赤線を引いて翌朝店長やマネージャーに早く出社してもらい、「これどういう意味ですか?」と死ぬほど質問していました。恐ろしいほどまでに成功にうえていた、ある意味狂気の状態でした。情報が繋がるとなんだか感じたことがないような喜びが生まれもっと勉強したい!という欲が強くなっていきました。毎日遅くまで勉強して、翌朝も早く起きてリズムよく生活し、日々の食事もできる限り脳が疲労をしないように昼はサラダを食べよくマネージャーに「ウサギか」と言われていたほど・笑 でも結果的に7ヶ月で1億円を達成できたのはこの圧倒的な量があってこそ。
目標達成するためには狂ったくらいの努力が必要なのは今の市場環境を見ればよくわかるはず。
正直私の当時の勉強量は当時の市場環境が今よりもある程度固定されていたから問題ありませんでした。
しかし、今PCデポで同じ勉強量では短期間で1億円は売れなかったと思います。
今は、PCだけではなくスマホもあるし、スマホの関連商品やサービスまであります。
覚えることが当時よりも多く難易度は高くなります。
顧客ニーズを幅広く満たす=難易度が高
となることは間違いありません。
店長研修でも店舗運営をする上で数年前の店長スキルではとてもじゃないと同じ数字を出すことは無理だと伝えています。
その真意は上記の通りです。
市場環境がコロコロ変わりやすいからこそ同じことを繰り返すことは衰退を招くことになります。
この原理原則を理解した上で今後目標達成し続けるためにはどうしたらいいのか?を考えていかなくてはいけない、と私は思っています。
そして、「どうしたらいいのか」を手に入れるために勉強し続けなければいけない、ということです。
日々の行動の選択肢を広げないと行動は制限されるしルーティーン化してしまいます。
これでは衰退をたどります。
20年前だったらオペレーションを続けるだけでマーケットをとれましたが、今は無理です。
より店長一人一人がクリエイティブに行動選択すること、一緒に働くメンバーとの関わりも変えて新しいアイデアを量産するクリエイティブ組織にしなければ店舗運営に未来はありません。
ぜひ、ご自身のお仕事に照らし合わせて目標達成の参考にしてみてください。
掘り下げてみると面白いし、改めて店長に求められるスキルも明確になるはずです。
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