店長研修のカリキュラムで伝える業務効率化のコツ
業務時間に翻弄されて本来の店長業務ができていない店長は使う道具を見直そう!とパート1でお話をしました。
必ず店長研修で伝える本当の店長業務とは?パート1をお読みになってから本編をお読みください。
今回は、使う道具を見直した後にあなたがやるべきことをお話します。
それは、業務効率化に必須の期限を決めて取り組む、です。
私はマイペースで業務をする店長がいると、すぐに100円均一でキッチンタイマーを買ってくるようにしています。
そして、
と、ほとんどの店長が時間を決めて仕事をしていません。
そこで私は、
と伝えます。
すると、9分で終わるものなのです。
そして、本人も
と返ってきます。
時間を決めることで確実に早くなります。
さらに時間を決めることで、集中力も高まりミスが減るという一石二鳥なのです。
マイペースは時間もかかるし、ミスも多い、いいことが一つもありません。
クリエイティブな仕事は時間を設けずにやるのが良いですが、考えなくてもできることはとにかく効率化を図る努力をする必要があります。
店長研修のカリキュラムで伝える「店長のやるべきこととは?」
私が店長研修で伝える店長のやるべきこととは二つあります。
それは、CS(顧客満足度)とES(従業員満足度)です。
CS(顧客満足度)を上げるには?
顧客満足度を上げるために必要なのは、店内環境と接客力の向上の二つです。
店内を清潔に保ち、お客様が回遊しやすい動線の確保が重要です。
顧客の回遊がしやすくなるように店内を3つぐらいのブロックに分けてみましょう。
そして、各コーナーの責任者を決めて動線確保の改善を日々行ってもらうようにしてください。
そうすることで挙がってきた店内状況をチェックして店長視点でジャッジをするとよいです。
スタッフの能力×店長の能力=良い売場
になるのです。
店長研修の冒頭でも、店内の環境改善がされているのかを写真でビフォーアフターを撮ってきてもらうことがあります。
そうすることで、私からのアドバイスを通して最強の売場へと成長させることができているのです。
私はクライアントの業界では素人なので顧客視点でアドバイスできるのが強みと言えます。
続いて接客力について。
私の専門分野でもある顧客満足度を上げるための接客ですが、ここでは関連記事を読んでいただくと良いと思っています。
いかがでしたでしょうか。
私にとって接客はこれからの時代の店舗の生き残りに欠かせない分野だと思っています。
ネットで購入したほうが「安い・便利」です。
この領域ではもう勝ち目がないからこそ、付加価値をつけて売るのが店頭の役割になります。
右から左に商品を売る時代ではないからこそ、一人一人の顧客に合わせた接客のグランドデザインが必要になります。
これははっきり言って外部講師、突き詰めると私にしかできない研修だと思っています。
元日本一販売員×店舗・経営コンサルタント×研修講師×経営者
という肩書はレアだと思います。
それぞれが密接に関わり合いレバレッジを生んでいるからこそ当社クライアントの成果は上がり続けるのです。
2018年に入り、店長は店長にしかできないことに集中する環境を自らの力(会社のサポートも)で作り上げないと引き続きオペレーション中心のバタバタな毎日でほとんどクリエイティブ(未来の売上を作るための準備)な仕事ができずに月日が過ぎていきます。
今はそれでもいいかもしれませんが、あっという間に顧客の購買行動は変わり会社は窮地に陥ることでしょう。
特にアパレル業は今年が最後のチャンスだと思っています。
今年組織全体を見直して新しいグランドデザインの元、現場主義経営に切り替えない限り未来はないと思っています。
店長研修を通じて私が激烈にメッセージをする「クリエイティブな仕事をしろ!」の意味はまさにここで語っていることです。
私の店長研修を受けた受講生にもぜひこの記事(パート1とパート2)はなんども見てほしいなと思います。
ES(従業員満足度)を上げるには?
従業員満足度を上げるために最初に力を入れて取り組むのはコミュニケーションです。
私は店長研修で理想的なコミュニケーションデザインというテーマで話をしていますが、その一部を今日は紹介しましょう。
人は感情を持っているため言葉一つでテンションやモチベーションが上下します。
ですからまずはコミュニケーションデザインを検討することから始めます。
デザインを具体的に説明をすると、上下でのコミュニケーションにある程度ルールを持たせることです。
コミュニケーションデザインの中心に置くのは3つ。
承認・尊重・称賛(3S)
です。
この3つを基準にし、ポジティブな出来事、ネガティブな出来事の時にコミュニケーションをとるようにしています。
私には10年間の店長研修(店長教育)を通して明確なコミュニケーションデザインを持っています。
その成果は具体的で、離職率が低下し、採用コストをかけずにスタッフ採用ができたりと好評です。
つまり、会社にお金がなく、事務所環境をよくする、休みをもっととれるようにするといった福利厚生ができなくてもES(従業員満足度)は向上する、ということです。
今話した通り、福利厚生もコミュニケーションデザイン同様重要です。
こちらに関しては別途3Sを土台にした福利厚生、というテーマで話しているのでお読みください。
いかがでしたか?
自社に取り入れる参考になれば嬉しいです。
このようにESを上げるには基本的に先に挙げたコミュニケーションデザインの3Sが基準になります。
そうすることでスタッフは大切にされているという実感を得ることができるわけです。
高い給料を払って沢山休みもあるのに離職するのはなぜなのだろうか、と大手メーカーでの研修のたびに思うことをヒントに研究を重ねてこの3Sに辿り着きました。
ぜひあなたの会社でもスタッフのモチベーションアップにつながり主体性をもって自学自習の習慣形成と会社を拡大したい!という強い決心につながるコミュニケーションデザインを検討してみましょう。
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