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アパレル業衰退の理由は、古い構造から脱却できていないから

アパレル業は今後メーカー・販売代行が大改革しなければ生き残れない

これまでのアパレル業は、仕組み勝ちしていました。

以前コラムでも紹介しましたが、やはりメーカーのブランド力が主軸で物流も今ほど優れていなかったため希少性が高かったです。

この希少性というのはブランドにとって重要な一つの基準です。

今はどこでもなんでも変えるからこそ、ブランド自体がコモディティ化し選ばれなくなっています。

大手のアパレルメーカーが苦戦を強いられているのは、年々価値観が多様化している世の中に合わない販売戦略をとっているからです。

もう画一的な販売戦略は通用しません。

アパレル全盛期はどこでもなんでも買えなかったから購買意欲も高く業界が盛り上がっていました。

それこそセレクトショップが良い例でしょう。

今では大手セレクトショップは完全にコモディティ化し、アウトレットに入っている店という認識が高まっています。

そのため客単価も下がり収益率が悪化するという循環になっています。

ここ数年でまた業界構造が一気に変わると思います。

今新しく生まれているアパレルブランドは大手では真似がしにくい販売戦略でマーケットにフィットしています。

例えば、ネットでは一切販売せずに、ツイッターとインスタグラムだけで集客をするブランド。

また反対に、実店舗はショールームで店頭で商品を買えず、完全にネット販売に特化しているブランド、など。

ミニマムな発注とカスタイマイズで顧客の細かいニーズ(価値観の多様化に伴い)に応えています。

これからはこういった顧客の多様化したニーズにリーチできるブランドがのし上がっていくことでしょう。

アパレル販売店は今後どんな戦略をとっていくべきなのか?

メーカーあってのアパレル販売店は今後どんな戦略をとっていく必要があるのか。

ここでは引き続き商業施設に店舗を出店し、メーカーと一体になって販売をしていくというのが前提で話をします。

商品も価格も立地も変えられないというのがアパレル販売店の特徴です。

まずここについて文句を言うのは辞めましょう。

経営者
当社のブランドはネットでも安く買えますからね~
成田直人
はい、文句禁止~
経営者
あのブランドはターゲット設定が商圏と合っていない
成田直人
はい、文句言わな~い

と私は指導をしています。

だって意味ないですから。

文句を言ったところで売上が上がるわけでもないし、むしろ文句言って停滞しているうちにどんどん顧客が他社へと流れていくだけです。

だから、愚痴も言い訳も文句も言ってはいけないのです。

ではネットやライバル社に対抗する手段はあるのか?

私が提供できるソリューションはここまで説明したらわかる通り接客と店内VMDです。

この二つを変えること、そして余力があればSNSを積極的に活用することで、店舗に安定した集客をもたらすことができます。

お客様
何この店~すごいオシャレ!

・ターゲットに合ったVMDの提案

お客様
他の店と比べたら断然スタッフさんが良い

・他社を圧倒する接客力

お客様
何これかわいい!またあの店行こう!●●さんいるかな

・SNSでコーディネイト提案

・接客によるファン化

とこのように初めて来店したお客様に感動してもらい、フォローアップのためにSNSに力を入れることで忘れられない努力をすることが重要です。

顧客をつかむ(接客)→維持する(SNS)の二段構えで店頭は顧客維持・増大に努めることが重要です。

私はアパレル業コンサルティングで上記のサービスを提供しています。

やはり時代にあった方法を実行しないと顧客はじり貧に減っていくだけです。

これまた厄介なのが一気に減るわけではなく、許容できる範囲で顧客が減っていくものなのです。

そして、何も対策しないでほったらかしていたら赤字店舗になり慌ててももう取り返せなくなる、というのがオチ。

だから、早めの未来への対策をするべきなのです。

まだかろうじて黒字になっている間に。

当社への問い合わせが手前みそな一言になりますが、得策です。

店舗がなくなることはこれからもありませんが、時代にあった売り方をしている企業しか生き残れない時代です。

希少性がなくなったからこそ次の売り方を模索しなければいけません。

今すぐ実行しましょう。

 

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