店舗ミーティングはいつも話す人が同じでは意味がない

店舗内で、
・スタッフ同士がどうしたらもっと良いお店になるのか
・新しい商品が出たらどうやって売るか
・ハロウィンはどんな企画にするか?
と言ったテーマを持ったミーティングは各店行っていると思います。
しかし、多くの店でこのミーティングが最適化されていないのも事実です。いつも話す人は同じ、という店がほとんどと言ってもよいのではないでしょうか。
もっと具体的に言うと、聞き役に徹するスタッフ、意見を言わず同調するスタッフ、話し続けるリーダー格のスタッフ、
という構図はどこの店にもあるのではないか。コンサルティング時でもチームミーティング時に、話す人が決まっている場合はやり方を大きく変えます。
限られた人数で店を回すし、限られた予算内で企画をまとめたりするので他の大手企業と比べるとミーティングのアウトプットの制限は多いです。
「それは人が少ないからしんどいね・・・」「予算的にも無理かな・・・」と諦めの声が出ることも多いです。ただし私がミーティングに同席擦るときは必ず「前提条件」に囚われない思考でアイデアを出していこうよと話をしています。
なぜなら、せっかくのミーティングの場が諦めトークになってしまうからです。どうせ無理だよ・・・と。
ミーティングルール① 満遍なく意見を引き出す

私のやり方はグループメンバーを集めて、円の形になってもらいます。
やわらかいボールを用意して、私が最初に持ち、「今回のテーマは、ハロウィンの企画作りです。Aさんはこのミーティングまでにどんな企画を検討されましたか?」と、ボールを投げます。
受け取ったAさんは、「そうですね。今回の企画は・・・」
と説明をしていただきます。話終われば「じゃあ次はBさん!」
とAさんはBさんにボールを投げます。「はい、ありがとうございます。私の企画は・・・」
と続けていきます。そして、Bさんが投げた相手(仮にC)に対して私は、
Aさん、Bさんの企画どっちがいいと思いますか?また両者の良いところをとった企画でもいいですよ」
と展開をしていきます。誰も話さない、ということがないように工夫して会議は進めるべきです。
しかもこの次のルール②が黄金ルールです。絶対に守らなければいけない・・・それは
ミーティングルール② 「それやって意味あるの?」は言わない

上司と部下の関係上厳しく企画をジャッジする必要があるのか知らないが、頭ごなしに企画を否定する店長が多い事が残念だ。「そんなことやって意味あるの?」
このフレーズ多いですね、個人的な体感として。こういうことを言う人っていつも口だけ。できない理由を並べて議題や企画を潰すプロです。自身の感覚がもちろんスタッフよりも優れているのはわかっています。しかし、店は一人で運営しているわけではなくスタッフと一緒に運営しています。
意外とスタッフの言った意見が的を得ていて他のスタッフが賛同しても、「それって現実的?誰が予算を本部に申請するの?準備にどれだけ時間がかかるの?」といきなりコンサル目線で話し始める人もいます。協力体制を取らずに企画をつぶそうとする店長もいます。
スタッフに下克上されて自身の求心力がなくなるのが怖い、またはただ単に面倒くさいのか、のどちらかなのでしょう。
「器がちっちゃいな~」と、むきになる店長を見ていつも思います。
もちろんこの場は私が介入しおさめるのですが、多くの店舗ではこの状態が野放しになっています。店長が主体だからこそ、どうしても店の企画が店長好みになってしまいます。
結局店長の思考内おさまるような過去の延長線の企画や、バラエティーに乏しい企画(似たような企画)となり、顧客の反応は悪くなる一方。それで結局「何をしても無駄」という空気がさらに店舗内に立ちこめるという悪循環に繋がることが多いです。
ミーティングルール③ 頷きながら話を聞く

ミーティングに人の話の聞き方がわからないスタッフは多いです。特に朝の時間帯だと眠そうな顔をして人の話を無表情で聞いています。
これでは話し手も辛くなるし、話すことにモチベーションは湧いてきません。次第にミーティングに参加するのも苦痛になります。
ではこの悪環境を変えるにはどうしたらいいのか?それは、傾聴姿勢を学ぶことです。
これがとても大切。(講演の仕事もでも実感します。無表情で聞かれると結構きついので、皆さんが僕の講演を聴くときはニコニコしながら聞いてくださいね・汗)
これは接客でも同様です。お客様の要望に応えるためにもしっかりとお客様の声に耳を傾けますよね。接客もチームコミュニケーションも同じです。
相手の顔を見て頷きながら話を聞くようにしましょう。
以上です。ぜひ3つのルールを守りながらチームミーティングに役立ててください。
そうすることで今よりもミーティングの価値が高まるし、チーム内の人間関係も良好になります。お互いが尊重し合い、一緒によい店を作るパートナーとして捉えて、
個々の意見を店長は引き出し、寄り添い支援してください。スタッフは自分のことをもっとわかってもらいたいし、見てもらいたいと思っています。
例え遠慮しているように見えてもみんな自分の意見を持っているものです。引き出し支援する縁の下の力持ち型店長へと成長していきましょう。
そして、最後に「それは無理」と思う企画が挙がってきたら「もしできるとしたら?」と積極的に議論を活発させるように導いてください。
この言葉は次第に組織内に「期待」を作り始めます。最初から諦めるのではなく「できるとしたら?」と思考を巡らせることで素晴らしいアイデアに繋がることも沢山あると思います。
今日の学びであなたがするべきこと
・話す人、聞く人が固定化しないように店長は満遍なく意見を引き出す
・スタッフの出した意見をすぐに否定しない
・傾聴姿勢でお互いの意見を聞き合う文化を構築すること
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