VMDの基本だけではもう稼げるレイアウトは作れない

VMD(ディスプレイ)は二度見で大成功

今まではきれいに見せるVMD(ディスプレイ)が主流でした。

どの店でも「きれいだな~」と思うことで完成が刺激されて購買意欲が高まっていました。

しかし、最近私自身が独自に研究をしている視覚効果の中で、「人はどうして飽きるのか」について研究をしています。

例えば店内のマネキンが赤色という店があります。

最初見た時は「おっすごい!かっこいい!!」と多くの人が思ったはずです。

つまり、初めて見てまた二度見してしまう状況です。

これは大成功!

マーケティング(消費者心理)でも

AIDMAの先頭はいつでもA(注意)です。

気づいてもらうことが大切ということ。

しかし、今そのディスプレイをパクる店(ブランド)が増えて気づいたら見てもなんとも思わなくなっている自分がいることに気づきます。

目新しさを追求するのがVMDの価値にも関わらず先駆者(赤色のマネキン)であったとしてもすぐに陳腐化してしまうのがVMDの難しさ

多くの商業施設が店舗数を増やすことで集客することに励んでいます。

それだけ店舗間での顧客獲得争いが活発化する、ということを示しています。

お客様は店舗間の通路を歩きながら「へ~こんな店があるんだ~」と簡単に通り過ぎます。

よっぽど目を引く演出がなければ立ち止まることがなくなりました。

今までは店頭に何かを置けばそれだけで目立てたのに今は全く見向きもしてもらえない、

という店は多いのではないでしょうか。

VMDに飽きるのが早い、だからこそ基本だけでは不十分

飽きられるのが早いからこそ常に新しい魅せ方をする必要があります。

VMDの価値は今後、1発のベストデザインよりも、何発もベターデザインを繰り出せることが重要となります。

魅せ方を変えるだけでターゲットも購買意欲も変化させることができます。

これは飲食店でも同じ。VMDというよりもPOPやサンプルについて。

当社クライアントでは、メニューの字の大きさ、ヘッドライン(キャッチコピー)を変えるだけで売上を大幅にアップさせることに成功しています。

大きな変化ではなく小さな変化をつけただけです。

ベストを追求しすぎて良いモノを創りすぐに飽きられるよりも、小さな変化でも持続的に売上を伸ばすことを選択するべき事例です。

ある飲食店では、売上アップのためにメニューのサンプルケースを設置しました。

まずこれだけで売上は大きくあがります。

しかし、上がった売上はやや下降線になりました。

成田直人
あらっ戻っちゃいましたか。次の手を考えましょう

と、今度はサンプルケースに低カロリーをアピールするためにカロリー表示をしたところまた売上が上がりました。

しかし、またすぐに売上は下降線になります。

こんな風にいたちごっこのような展開ですが、とても重要なことを教えてくれます。

それは・・・飽きる

ということです。

アパレルも雑貨も飲食も同じです。

店頭で扱う商品(メニュー)を変えることはできませんが、魅せ方はいくらでも変えることができます。

常に魅力的に映るように手を加え変化をつけることが大切です。

一度大作を作って自己満足にふけっているとすぐに売上は落ちますよ。

だから、常に手数をキープできるようにVMDは工夫をしていく必要があります。

ちょっと前のクリスマスも一度VMDをセッティングしたら終わりになっていませんでしたか?

だとしたら他の店舗と変わらずでクリスマスセットに費やした時間ほどの費用対効果は得られなかったはずです。

なぜなら、設置していても”普通”だからです。

飽きられる前に普通すぎるのです。

二度見させるだけのインパクト×手数=来店数

今後のVMDは基本に忠実というこれまでのセオリーをぶち壊す勇気が今後の店頭には欠かせないと私は思っています。

VMD専門家ではありませんが、かつての店頭を華やかに、きれいに展示するだけでは来店するに十分な理由にはなりません。

近くを通り過ぎる人が思わず二度見したくなるようなインパクトを残すことが重要です。

成田直人
へ~~~

と最初はなんとなくウィンドウを見るのですが、すぐに意識が集中し

成田直人
えっ?えっ??

とくぎ付けにさせることが重要です。

まずはそこから。

ブランドイメージに囚われすぎてこれまでのVMDに固執すると顧客に気づいてもらえない時代がすぐそこにまできています。

思わず目を引く演出とは?

ぜひかんがえてみてください。

ヒントは、他の業界の常識はあなたの業界の非常識です。

 

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