店長研修で伝えた2019年の実店舗が勝つ唯一の方法論
2018年はインターネット企業の度重なるイノベーションにあたふたした会社が多かったのではないでしょうか。
もちろんその中でも上り調子に売上を伸ばす実店舗もあれば、一気にやられてしまい手をこまねいて年末を迎えている企業もあると思います。
気づかないうちにお客様が減り、減っている言い訳を探すことで自分をなんとか保つ・・・
こんな状態に陥っていたらすぐに改善しなければいけません。
まずは、「思考」を変革することから始めましょう。
売上が落ちている(とくに既存店)ことを放置してはいけません。
多くの店舗経営者は頭から離そうとします、受け入れるのが嫌なのです。
自分でどうにもならない、解決の手立てがない・・・こんな状態になっているのです。
まずはしっかりと向き合うことが大切です。
既存店の売り上げを戻すことから始める、これが実店舗が生き残る重要なポイントです。
新規出店や新規事業を始めて一発逆転・・・無理ですよ。
なぜ無理か。理由は経営者の考え方が変わらない限り、事業継続性がないからです。
正直言ってうまくいく経営者は何をしてもうまくいくのです。
それが定番の事業だとしても変える力があるから何をしてもうまくいきます。
反面、うまく言っていない経営者は他の事業に手を出そうとします。
今の事業はこのまま続けても未来がない(確かにそういう産業もあります。引き際は早いほうがよい、ずるずるが一番良くない)
と勝手に決めつけるのはよくないですね。
それで新しいものに手を出して結局また失敗をする、これの繰り返しです。
既存店の昨対比超えを最優先事項に変えないと会社は衰退する
企業価値を高めるには当然ながら安定した集客をして売上を維持することです。
今まではチラシ一つで新規のお客様が沢山来てくれましたが、今の時代は「評判」がよくないと集客に繋がりません。
評判は経営者や店長の思考で決まるのです。
その思考とは「ハード思考」か「ソフト思考」かのどちらかです。またはハイブリッドもありますが、経営者や店長で両方兼ね備えている人はなかなかいません。
ハード思考・・・店舗の内装や商品やサービス
ソフト思考・・・人材
基本的にどの店舗経営者もハードよりの経営者が多いです。
それも偏れば良いのですが、中途半端なハード思考でソフト思考は頭にないからうまくいかないところが増えています。
なぜこのような思考の経営者が多いのかというと「商品やサービス、立地」で勝てたからです。
今は評判の時代だから駅近だから売れるわけではないのに未だにハード思考だから信じて疑わないのです。
「この場所は悪い・・・」とすぐにハード面の言い訳を言ってしまいます。
当然ながらスタッフもやる気がないためオペレーションもミスが多く顧客満足度は低い、これが評判に繋がっているとも知らずに。
店舗経営者や各店舗の店長は思考を変えなければいけないのですが、まずは「昨対比をきっちりと超えることが当たり前」という思考を持つべきですね。
このご時世昨対比超えるなんて無理と思っている人も多いのですが、そんなことはありません。
超えているところは超えています。両者の違いは超えることが前提なのか、無理と諦めているかのどちらかであることが多いです。
私もクライアント先でトレーニングをするときは「まずは昨対比を超えましょう」から言うようにしています。
基準がないと結果の善し悪しが見えないし、目標が決まらないとエンパワーメントできないからです。
そして、「変えられるものと変えられないもの」に分類をします。
そこで気づくわけです。ハード面はなかなか変えられないのに、ハード面のせいにばっかりして業績を落としていたことに。
売上を上げ続けるためには変わり続けないといけません。
今の時代はとくに顧客の価値観もコロコロ変わる時代。当然ながら店舗の運営方法だってコロコロ変えなければいけないもの。
それなのにいつまでも変わらない企業や店舗が多いからネット企業にやられるわけです。
ソフト面は今すぐにでも変えられます。
とくに私の専門領域である人材に関しては店長の思考が変わるだけですぐに昨対比を超えることができます。
どれだけ時代が変わっても人間の信じる力や創造力は最強だなとつくづく実感します。
あなたの会社はいかがですか?
常にハード思考で経営していませんか?もっとソフト思考を取り入れるだけで会社は激変しますよ。
もう立地・商品・価格・サービスで勝てる時代ではありません。
何を売るかよりも誰から買うかの時代です。
時代に取り残される前に改革をしていきましょう。
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