店長の役割は滞りない店舗運営をし、売上目標を達成すること
店長に求められることはとてもシンプル。売上利益を最大化することです。
これはどこの会社でも同じであり、目標達成が課せられた特別なポジションです。しかし、今店長研修をしていてこの目標達成に対するコミットメント薄まっているなという企業と出会うことも増えました。
それはこの一言から始まる「私は店長になりたくてなったわけではありません・・・」、たしかにそうかもしれません。
しかし、現状店長を任されている以上は責任感を持って日々の営業に当たらないといけないわけです。
・・・これはぐうの音も出ない正論です、ただの。
私は店長研修や店舗コンサルティングでこの一言が出てくるとよく話すことなのですが、
「店長になりたくてなったわけではないというのは本当そうだよね。でも、新しい役割が与えられたことに対してネガティブな解釈をする理由は何??」と聞くようにしています。
ここで店長の【仕事観】や仕事のスタンスがよくわかります。本当に現場が好きでやりたくないのか、何を受けても文句を言うタイプの人なのかがよくわかります。
前者であれば現場感を体感しながらマネジメントできるように指導をすることができるのですが後者の場合だと厄介です。なぜなら、「意欲」がないからです。
これは店長研修でも言えることなのですが、どれだけ私が良いことを言っても本人に聞く気がなければその話はほとんど意味をなしません。
会社に対する不満だったり、組織に対する不満を感じていると「意欲」は減退し、せっかくのチャンスや自身のこれからのキャリアになくてはならない経験すらもネガティブに受け止めてしまいます。
だから、表題のように「滞りない店舗運営」や「売上目標の達成」はほど遠い結果に終わることが多いのです。
私の店長研修では両者の店長も含めて「意欲」を作ること「意欲」を強化することから始まります。
店長に求められる役割には「意欲」が必要であり、一緒に働く部下やスタッフの未来にも大きく影響するためしっかりと育てます。
店長教育で大切なのは、モチベーションを高め維持すること
最近実感することなのですが、やる気を維持することができない店長が増えた気がします。(成田調べ)
頑張ろう!と思ってもやる気が続かない。
それは店舗ビジネスの根本が今揺らいでいるという外部環境が理由であることも一理あるでしょう。
例えば今飛ぶ鳥を落とす勢いで成長しているのが株式会社ZOZO、大好きな前澤社長がこんなツイートをしていました。
ZOZOWEEKが本日最終日です。この後9時からスタート。連日の予算達成で社内も盛り上がってます!! #ZOZOWEEK https://t.co/8KOs6oeKwP
— Yusaku Maezawa 前澤友作 (@yousuck2020) 2018年5月22日
と、業績も絶好調です。
と、IT企業が成長する傍ら実店舗ビジネスのパイはどんどん減っています。
すると多くの実店舗の売上が昨対比100%を超えることができないと「何をしても無駄なのではないか?」という閉塞感が生まれます。
そのため、達成達成達成!の二文字よりは、未達未達未達・・・と言うネガティブな結果に繋がる可能性が高くモチベーションを維持するのが難しいというわけです。
ここで店長研修の役割は「モチベーションをどうしたら維持・高めることができるのか?」になります。
先日も大阪の商業施設で店長研修をした際に「モチベーションを維持するのが難しい」という相談を受けました。
モチベーションアップの秘訣は過去と今の延長線に未来を置かないこと
と伝えました。
過去と今(業界的にも斜陽)が不振だと、未来もずっと不振なのではないか?」と思ってしまいがちです。
でも実際のところはそんなことはなく、店長次第ではいくらでも売上をあげられるというのが私の確信です。
「これから自分次第で売上が120%伸びたら確実にそれは実力だよね。」と伝えることで納得してくれる店長が多いです。
市場環境や店舗状況、ブランド認知度など諦めたく理由はごまんとありますが、それに翻弄されてモチベーションを下げるなんて本末転倒です。
未来は創造するものであり、現時点で何一つ約束されていない虚の世界でもある
小難しい言葉を使っていますが、未来は何一つ約束されていないからこそ、チャンスは無限に存在する、ということです。
人材不足で店長のポジションががら空きで誰かに担当してもらわなければいけない、正直言って店長の器がなくても店長を任せなければいけないという実情もあると思います。
しかし、ここで失敗体験や仕事に失望を与えてしまっては離職のリスクが一気に高まります。
ぜひ店長研修を通して、意欲を作ること、モチベーションを高める・維持するための適切なトレーニングを実施して店頭価値を高め超高収益店舗を創っていきましょう。
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