店長研修で伝える販売員のモチベーションを上げる意外な方法
今日は大手携帯電話のキャリア様での講演会でした。
ここで伝えた大切な話を一部紹介したいなと思います。
当社クライアントは昨対比120%前後を毎年達成し、離職率も業界では考えられないほど低く推移しています。
それはなぜか?
当社クライアントの成功を多くのパートナー企業様は「コミュニケーション」と「労働環境」にあると見ています。
たしかに、上下関係を良くしていく施策や文化作りはとてつもなく重要です。
これは従業員満足度を向上させる上でのトレンドともいるでしょう。
私も実際に店長研修で上下関係を円滑にするコミュニケーション研修をしています。
そして、労働環境も同様に改善が必要なのもわかります。
しかし、世の中には福利厚生も十分にあり、社内コミュニケーションもよく、労働環境も法律の範囲内でゆとりもある、なのに辞める人が多いのです。
条件が整っているのになぜ人は辞めるのでしょうか。
私は仕事柄社内制度の改革よりも売上アップ案件が沢山きます。
店長研修・販売研修・接客研修をこれだけやってきてわかったことがあります。
それは、十分な条件があるのに仕事を辞める人がいる一方で、社内も厳しめのコミュニケーションや労働環境でも全然辞めない組織の差です。
それはいったい何か?
店長研修・販売研修・接客研修でわかった離職を食い止めるのは成功体験にある
仕事に必要なのは報酬と待遇です。
報酬=給料
待遇=労働条件・福利厚生
この二つ以外で見落とされがちなのが、精神的報酬です。
ここでは精神的報酬の重要性について話をします。
精神的報酬とは、わかりやすく言えばお客様と話すのが好きで今の仕事を始めたのであれば「お客様の笑顔」が精神的報酬になります。
心が満たされる、温かく包まれる、これが精神的報酬です。
多くの経営者は帳簿慣れしているので
と、コミュニケーションを見下し社内制度ばかりに目がいきます。
もちろん社内制度を整えることも大切ですが、顧客とのコミュニケーションを通しての精神的報酬はバカにできないですよ。
人は人と関わる仕事をしているので認められると嬉しいものです。
それも職場にいる人ではなく、顧客に褒めらえる、認められる、頼られるというのは仕事上大きな成功体験へとつながります。
以前パートさんも、
と言っていたのが印象的でした。
今はつながりの時代です。
ES=上下コミュニケーションの円滑化
CS=顧客コミュニ―ションの充実化
と、中心は報酬でも待遇でもなく(大事ですが)
コミュニケーションが土台にあることを覚えておいてください。
顧客との間に生まれる精神的報酬が大きな成功体験へとつながり責任を生みます。
販売員のモチベーションを高めるために店長がするべきサポートとは
成功体験を積ませることで離職率を下げようという話をここまでしてきました。
ここであなたに学んでいただきたいのは、店長としてどう販売員のサポートができるのか?を知ることです。
これまでの店長は「リーダーズゴーファースト」という言葉の通り先頭だって仕事を仕切り指示をしてきました。
しかし、時代は変わり指示をするだけではモチベーションを保つことができなくなりました。
私がクライアントの店長研修で伝えているのは「店長は縁の下の力持ち」になりましょう、です。
販売員が仕事上で成功体験を積むことができるようになるために何ができるのか?
を考える癖をつけるべきだし、答えを出して販売員と一緒に実行するべきだと思います。
「どうしたらもっとお客様に信頼されるんだろうか?」
「どうしたらもっとリピートのお客様を増やして沢山指名される販売員に育てられるだろうか?と日夜考えることが重要です。
私もクライアントに同じ質問を自分に投げかけて研修の設計をしています。
ぜひ販売員が顧客に囲まれて高いモチベーションを維持できる店を作っていきましょう。
関連記事はこちら