店長研修で伝えた「勇気を持つことの重要性」
店長研修を年間通して受注し日々店長と接していると実感することがあります。
それは、どの企業にも一定層いるスタッフにビビり過ぎている店長の存在です。
・スタッフが辞めたらどうしよう・・・
・足下見られるのはわかってるけど、言いたいことが言えない・・・
とスタッフとの人間関係がうまく築くことができずに落ち込む店長が少なくありません。
スタッフに離職されたら店は回らない、会社からも怒られる・・・どうしたらいいのかわからない。
こういった弱気の店長の下で働くスタッフには倫理観が崩壊し、以前よく起こっていた冷凍庫事件のようなことが常態化するのです。
端から見たら冷蔵庫で悪ふざけをするスタッフに対して「仕事を舐めてる」のですが、店内の関係性を見たら偶然発生したとは言えない闇があるわけです。
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店長研修で相談を受けると「店長いじめ」
これは私が学生時代に”頭が大きく”てとてつもなく陰湿ないじめを受けてきたので気持ちがよくわかります。
学校に行くのもいやだったし、誰も信用することができませんでした。
クラスぐるみで無視をされたり散々な目にあってきました。
おびえながら毎日を過ごすも、何もアクションを起こさなければいつまでも続くのがいじめなのです。
幼少時代を思い返すと大型ブロックに閉じ込められた経験がトラウマになり部活動でインターハイに出るまで本当に闇を抱えていたなといまでも思い出すと震えます。
と私の話はもうこのへんにしておいて・・・
店長の話です。
スタッフに強く言えない店長はいじめの対象になることがあります。
店長も見過ごすしかなく、求められた要求に対してNOと言えない状況が続きます。
こうして少しずつエスカレートしていき倫理観崩壊へと繋がるのです。
この原因は店の構造にあると思っています。
例えば、店長1人に対してスタッフが多いのが店舗です。
以前は正社員が多く店長⇔正社員⇔アルバイトの構図だったため常に中立的な正社員が倫理観を保持していました。
しかし、今は人材不足のため正社員が少なくアルバイト中心の店舗が多いです。
それも店長の店舗滞在期間(異動があるため)が短くて、スタッフ(古株)が長い場合は特に、です。
スタッフが強気の姿勢を見せて店長が少しでも怯めばもういじめは常態化します。
いじめというか、無法地帯というか、店長が言いたいことが言えないというか。いじめという言葉が適切かどうかわかりませんが、この言葉しか見つからず。
ではどうしたらいいのか?
私は弱気の店長になんてアドバイスをしているのか?
「頑張らなくていい、助けを求めよう」
と言っています。
当たり前のことのように感じるかもしれませんが、誰かの力を借りないと行動できない店長が多い。
しかも、ある一つの理想が店長の行動を抑制しています。
それは、弱気の店長はなぜか「強気の店長」を理想に掲げているということです。
もちろん私みたいに体も態度もでかい人ならねじ伏せる(笑)ことができるかもしれませんが、すべての店長が強きでマネジメントする必要はありません。
別に怒るのが苦手だって良いし、むしろ時代にあっているとさえ思います。
なぜ落ち込むのかというと、理想の店長に近づけるイメージが湧かなくて自信を失うからです。
さらにことは重く「自分は才能がない」「自分には店長は務まらない」という必要の無い自己否定を繰り返してしまうのです。
だから私は「話してくれて良かった。力になりたい。」と全面的に協力体制を敷いてサポートをします。
でもこれも私が店長と出会えたからできることであって、このコラムの読者さんで同じことで悩んでいたらアクションを起こして欲しいなと思います。
誰も責めないよ「店長らしく振る舞えよ!」なんて厳しいことだって言わない。
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