売上が下がると離職率が上がる理由

離職率を下げたい、ならば売上をあげることを第一に考えよ

離職率が高い店長店舗経営者は必見です。

売上が下がると多くの店長や店舗経営者は、

「売上落ちているよ、どうしよう・・・イライラ」となります。

前向きな気持ちで働くことはできずに常に店舗スタッフに対しても厳しい態度を取るようになります。

どこの会社もそうですが、売上が悪い店の店長は

・とてつもなく落ち込んでいる

・売上が割ることに慣れている

・常にイライラしている

だいたいこの3パターンに分類されます。

その中でも一番救いようがあるのが一番下の「常にイライラしている」部類です。

(他の二つはまた別の機会に説明します。まずはライトなのから行きましょう)

離職率の高い店の特徴(原因)は、このイライラはスタッフにも伝播し、スタッフの居心地の悪さを作っていることに起因しています。

私も売上が悪い日の店長陣を現役時代も独立して販売コンサルで入る店でも目の当たりにしてきました。

とにかく仕事がやりにくい、この一言に尽きます。

私はそれなりにストレス耐性も体育会系で鍛えられていたので張り詰めた緊張感の中でも「どうしたら成果が上がるか?」を自然と考えることができますが、一般的なスタッフはストレス耐性に負けてしまい「落ち込んでしまう」「やる気を失ってしまう」というマイナス現象が起こります。

離職率の高い職場はこういった店長のイライラをスタッフが受け止めきれない、という側面もあります。

だから店長にはイライラしちゃだめだよ!と言いたいのですが、これでイライラがなくなったら苦労しないです・笑

さらに、店長のイライラ度が高い職場では同僚同士が、
「なんか最近店長(社長)イライラしてるよね。働きづらいな。」(同僚A)

「もしかしたら潰れるかもしれないな。」(同僚B)

「働く場所は他にもあるし、もっとやりやすいところ探そうかな。」(同僚A)

「そうだな。見切りつけて今度店長に話をしよう。」(同僚B)

なんて、ここまでわかりやすくダイレクトに陰口をたたかれることはないと思いますが、売上が下がればそれだけ店長・店主の焦る気持ちが表面化し、優しい人も厳しくなり、普段は温和な人も落ち込むようになり、良い面がすべて悪い面にひっくりかえってしまうのです。

やっぱり売上が上がらないと・・・と私は思います。

離職率が高い店の店長は売上が落ちると精神的影響を受けやすい

クライアント先に店長研修コンサルティングで入る際に私が、「この店の社員の定着率をあげるぞ!」とどれだけ意気込んでも当の本人がその気にならない限り難しいです。

例えば、売上が突然落ちてしまったことに大慌ての店長や、売上が振るわずに落ち込みすぎている店長が、起死回生の逆転満塁ホームランを打つことは、ほとんど不可能だなと思っています。

何をしても無駄だと思っているからです。

自ら可能性をあきらめた瞬間に、ネガティブな思考はさらなるネガティブな結果を招きます。

これはスピリチュアルな話をしているのではなく、実際に研修販売コンサルティングをしていて、実体験から話をしています。

落ち込んでいれば周りのスタッフにも悪い気が移ります。誰だって楽しく仕事をしたいと思っているのに、いつも店長が暗い顔をしていたり、

「はぁ、もう駄目だ・・・」「俺店長向いていないかもな・・・」「今日も暇だな・・・最悪だ」と毎日聞かされることを想像してみてください。

しかも私が店に伺うと「じゃあ先生代わりにやってくださいよ!」と激おこで言ってきます・笑 この時点で責任放棄ですよ。聞かされる従業員がかわいそうだなといつも思います。

実際にネガティブ店長のいる店で働くスタッフにヒヤリングをすると、

「店で毎日働いて、不安とか不満はありますか?」

「そうですね、なんかギスギスしてて精神的に参ってます」

こうして、肉体的な疲労よりも精神的な疲労が大きく疲弊しているスタッフをよく見かけます。

あなたの店は大丈夫?

売上が上がらないと店長や店主はネガティブなことを言って、誰かに慰めてもらいたい、辛い気持ちがわかってもらいたいとアピールし始めますが、自己中すぎるその発想自体が廃業に一直線。売上が落ちたからすぐに「もう無理だ」と思う低いストレス耐性の時点で、店長(店主)失格です。

厳しい言い方になりましたが、ぜひ今あなたの店の売上が不調で誰かに当たり散らしていたら自分の胸に手を当ててみてください。

「実力不足であることを認めよ」と。

離職防止対策の一番の特効薬は売上アップに繋がるマインドを身につけよ

売上は良いときもあれば悪いときもあります。

常に右肩上がりなんて奇跡中の奇跡です。

どんな企業だって落ち込んだり、達成したり、そんなことの繰り返しです。

当社クライアントは平均昨対比117%と勢いに乗り続けていますが、毎日が常に良いわけではありません。

客数が伸びないときもあるし、「えっこんなにお客様入ったの?」と驚いたことだってあります。

大切なのは、常に平常心でスタッフのモチベーションを高めて来店してくださるお客様に全エネルギーを注ぐことなのです。

ここで大切なのは、店長のスタッフへのコミュニケーションを改善することです。

イライラした態度を取る前に「こんなに売上が低くモチベーションが上がらない状況なのに一生懸命力を貸してくれて本当にありがとう」と言うべきなのです。

気持ちを改めるとはまさにその言葉の通り。

離職率の高い会社特徴の一つが店長のイライラなのだとしたらご自身の考え方と振る舞いを変えればよいのです。

そして、イライラしている暇があるならどうしたらもっと売上が上がるのかを真剣に考えて勉強しましょう。

離職率の高い会社(店)はスタッフが諦め始めたら店は終わりに向かう

スタッフの発言には細心の注意を払う必要があります。

ネガティブなことを言い出したらすぐに「おい、どうした!!こんな日もあるよ。それでもこうして来店してくださっているお客様に感謝しなきゃな。暇でもやれることは沢山あるぞ!」と、励ましてあげることが大切です。

一緒になってネガティブトークをしても何の生産性にもなりません。

むしろスタッフはますます悲観的になり、勤務意欲が低下し、離職率が上がります

スタッフは働くことに魅力や成長を実感できなければ離職します。

離職率改善するためにもどうしたら売上が落ちても士気を下げずに済むのか?

方法はいたって簡単です。

それは、先にも少し触れましたが、未来の売上を作るための準備に徹することです。

私もコンサルタントの仕事をしていて、一生涯安定的に収入が約束されているわけではありません。

しかし、こうして10年間やってくることができたのも、「うまくいかないときに落ち込んでいる暇があるなら未来の売上を上げるための準備をしろ!」と自分に言い聞かせています。(今も)

これが本当に効果てきめんです。

万事うまくいくのがビジネスの世界、というのは幻想です。

良いときもあれば試練が与えられるときだってあるわけです。

常にうまくいっているように見える上司や先輩も水面下ではとてつもなく努力をしているものです。

もちろん表面しか見えないから「あの人はいつも楽しそうで羨ましい・・・」と、自分とは別でセンスや天才的なセンスがあると思い込みたくなる気持ちはわかります。

良い状態を維持することはとても難しく常に多くの課題を解決してこそなのです。

だから、チームの士気を下げずに維持するためには、

未来の準備に徹することで近い将来売り上げを取り戻すことに集中することが大切です。

そうすることで、スタッフも今の状況は一時的なモノであってずっと続くわけではない、と前向きになります。

この前向きなスタッフが良い気を引き寄せ、またお客様がすぐに戻ってきてくれる、という好循環を創り出します。

誰だって常にネガティブなスタッフで集まる店よりも、「なんかこの店すごい活気があるな~」という店で買いたいものですよね。

あなたもそんな店になりたいと思いませんか?

売上が落ちたらモチベーションも下がることを知り、その上でどうしたら売上を維持・上げられるのか?を日々考えて実行する店長が常勝軍団を作ることができるのです。

今日の学びとあなたのとるべき行動

売上が思うように上がらない厳しい時期や日には、

未来の準備に徹することで近い将来売り上げを取り戻すことに集中すること

 

 

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