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2019年は大きな変化が訪れる、乗り遅れたら廃業のリスクしかない

大ヒットはなくなり小ヒットを連発する企業へと変化するべし

先日のセミナーで伝えて好評だったのでここでも共有したいなと思います。

変化があまりにも激しい時代になり、今まで稼げたやり方では全然稼げないという業界まで表れてきました。

今年はアパレル・質屋(中古店)が大ダメージを受けましたね。

それはZOZOとメルカリです。

私も二社の大ファンで超ヘビーユーザーです。なぜこの二社のヘビーユーザーになったのか。

答えは簡単で「便利」で「安い」から。もう実店舗はこの二つのカテゴリーにおいてはネット企業に勝つことは不可能です。

さらに来年ますます実店舗が脅かされる環境になることでしょう。この流れはもう誰にも止めることはできません。

今までは一つのビジネスモデルで数十年間食べ続けることができましたが、需要<供給(ネット企業台頭)になった世の中でこれから企業が成長するには変化し続けることが大切です。

既存のビジネスモデルを捨てるくらいの勇気が必要になるのが2019年の実店舗の大切な意思決定の一つと言えるでしょう。

すでにお気づきだと思いますが、ここ数年の間爆発的な大ヒットはないですよね。

国民的なムーブメントになるような大ヒットがなくなったのは価値観が多様化したからです。それこそたまごっち(懐かしい)のようなムーブメント起こる商品が最近でていません。

なぜなら人と同じ、という価値観から人とはかぶりたくないという価値観が一般的になりつつあるからです。

これまでは商品やサービスの選択肢が限られていたので自然と人とかぶるモノとを持つのが一般的でした。幼い頃はイトーヨーカドーで洋服を買っていましたが、今は無限の選択肢の中から一つを選ぶのでヨーカドーは選択肢に当然ながら入りません。

マジョリティー・コモディティが過去のマーケティングのテーマから、いかにマイノリティを発掘するかがマーケティングでも重要視されるようになりました。

理由は大ヒットを狙うのではなく小ヒットを狙いファン化させることが店舗ビジネスでも最優先課題になってきているからです。

沢山の人に買ってもらう時代から、少人数のファンを量産するというのがこれからの店舗ビジネスの生き残る道の一つと言えるでしょう。

拡販よりもファンを増やすことを経営の第一課題にするべし

一つ断言できることは一部の超大手企業以外は「拡販」を狙うと失敗します。

もうマスを狙う戦略は機能しなくなります。理由は先にも述べたとおりです。

これからの時代は売上を上げ続けるよりもファンを増やして高い利益率で店舗を存続させることを考えることが得策です。

以前コンサルティングに入る予定だった企業と話が合わなくて断ったことがあるのですが、クライアントとしては全店舗同じクオリティの商品やサービスを提供してオペレーションを簡素化したいという旧来のマネジメントに固執していました。

それで経営に行き詰まって当社に問い合わせを頂き変化を受け入れてもらうよう依頼をしても受け入れて頂けませんでした。理由は、変化の負荷に耐えられないということだったのです。

売上を上げたい!と言っていても結果的に変わりたくない、今のままでなんとかしたいという主張に聞こえるし、そもそも無理な話です。

「変わりたくない」「現状の延長線上に未来を描きたい」という変化の受容性の欠如はこれからの店舗ビジネスにとって致命的な欠陥です。

売上を最大化させるために必要なのは間違いなくイノベーションでありアップデートです。

ダーウィンの進化論も同じで、時代に適応できる企業だけが生き残ることができるのです。

変化しなければいけないのに、固執する時点で売上を上げ続けるのは難しい・・

というかそれでできるのであればもうすでに売上アップしているでしょう。

困っているのは単純にお客様が店に飽きているか来店する理由がないだけの話なのです。

この本質に気づかない限り会社をV字回復するのは難しいのではないかというのが私の主張です。

まだ会社に体力がある内に会社を変革する勇気を持って欲しいなとこの経営者にも抱きました。(誠に勝手な話なのですが・・・)

会社をもう一度成長させたい!と思ったら今ある資源を最大限活用して一歩踏み出すことをオススメします。

 

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