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店長研修で変わる組織、変わらない組織

店長研修を実施して変わる組織と変わらない組織の違いについて

店長研修を中心に店舗を抱える企業の組織変革をしています。

今日は、店長研修を実施して変わる組織と変わらない組織についてお話をします。

今回の話はあくまでも成田調べ(年間200回前後の研修を実施)なので一般論とは当てはまらないかもしれませんが、現場感たっぷりにお送りしようと思っているのでぜひ最後までお付き合いください。

まずそもそも論として店長研修を実施する際にノートとペンを持ってこない・・・というのは論外です。

あまりにも当たり前すぎる話から入るのですが、研修を受講するにもかかわらずノートとペンも持参できない人がいます。

研修に必要なものは会社が用意するべきだ!という考えはごもっともだと思うのですが(笑)会社が結果的に用意するにしても自前のノートとペンくらいは持参してもいいのではないかと個人的には思います。

この手の店長を研修や個人面談でサポートをしていていつも感じることが一つあります。

それは・・・自分から動くのではなく常に受け身の姿勢である、ということです。

結果が出なければ「会社が悪い」というスタンスで仕事をする人ですね。

今は、キックオフセミナーと題した年間の研修契約をする前にテストセミナーを実施します。

私も仕事を頂く身ですので結果を出したいと心から思っています。結果が出なければ次の仕事がこないので死活問題です。

結果を出すのは当たり前だと思ってやっているのですが、クライアントがその気にならないと難しいというのが15年間店長研修を担当してきた答えです。

そういう意味ではどんな組織でもイチコロです!と言えないのがまだまだ未熟な研修講師であることを表しているのかもしれません。ですので、研修を引き受けて変わる見込みがあるかどうか、私で力になれるのかどうかを見定めるテストセミナーを全クライアントに実施していただいています。

このキックオフセミナーで受講生の顔やメモを取る姿、私に質問をするなどの雰囲気を感じ取ります。もちろん直感になるのですが、「この企業は大丈夫そうだ!」「この企業は残念ながら私では役不足だ」と決める場とさせていただいています。

はじめはくる仕事すべて受けてどんなことがあっても達成してやる!と意気込んでやっていたのですが・・・

受講生が全く望まない環境下でどれだけ頑張って教えようとしても難しいです・・・ね。(力不足なだけです)

ではどんな企業が私では役不足と感じるのかどうかをご紹介しましょう。

基本的には人にされて嫌なことはしない、というのがサービスパーソンの基本中の基本だと思いますが、これができていない企業とは取引しません。

・メモを取らない
・講師の目やスライドを見ない
・人の話を聞いても頷かない
・無表情(笑顔がない)
・開始時間で揃わない
・休憩時間に遅れる

です。当たり前のことですよね。

おそらくお客様の前では真逆のリアクションをするのではないでしょうか。

お客様→もてなす
協力業者→上から目線

こういう企業とは取引しません。変えられる自信がないです。(本音は、自分の培ってきた信用とスキルという資源を分け与えたいと思えません)

協力業者もパートナーですから私は相手が嫌がることはしない方が良いと思っています。

こういったスタンスが研修になるとモロに出るので受ける受けないの明確なジャッジとなります。

店長向け研修で欠かせない「会社の未来を作る覚悟」とは

店長研修を引き受ける前にキックオフセミナーで店長の姿勢を見るという話を前項ではしました。ここでは店長研修を引き受けることになった企業の最初の店長研修で話すことをご紹介します。

これまで店舗ビジネスは長らく本部が販促案を考えたら会社のブランディングを図り店舗にたくさんのお客様を集客してくれていました。

店舗は集まったお客様を接客をして商品やサービスを購入をするのをサポートする役回りでした。

沢山お客様が来るので深く顧客を理解する、というよりはいかにミスなく、漏れなく、無駄を省き顧客対応をしていくか、が求められました。

創造性を発揮するというよりは対応力に重きを置いた店舗マネジメントでした。店長は運営管理、まさに「管理」という言葉に集約されていると思います。

自ら考えて動いて顧客を獲得するという創造性は一昔前は必要ありませんでした。

しかし、今は店頭に日々立っているとわかると思いますが、確実に客数は減っていると思います。

これまでは沢山のお客様が来店してくださって賑やかだった店舗も気づいたら閑古鳥がないて店員で溢れているという店舗も少なくありません。もちろん、コロナ禍においては休業している店もあるでしょう。

今後コロナが明けてもそう簡単に客数は戻りません。

なぜなら、コロナの生活に慣れてしまったからです。よっぽど思い入れのある店舗でない限り客数を劇的に伸ばすのは難しいでしょう。

そこで私は初回の店長研修で、「これからの時代企業の中心は本部ではなく店長です」と伝えています。

もちろん本部機能が集客やブランディングや数々の仕組みを使って店舗のミス・漏れ・無駄・無理を減らすことも大事なのですが、稼ぐのは本部ではなく現場なわけですからいかに店長が働きやすい環境を作れるかが鍵となります。

当然ながら本部の援護射撃を受けた店長はこれまでにないレベルの店舗に育てる必要があります。

そして、結果的に広告で集めるのではなく、口コミや評判だけでお客様が集まる店を作ることを目標にします。

具体的なノウハウは研修コンテンツなのでここでは伏せますが、コロナに負けない店舗を作るには圧倒的な評判を獲得するほかありません。

「どうやって圧倒的な評判を獲得するのか?」ぜひ知りたい方は当社にお問い合わせください。

続々とグーグルビジネスプロフィール(グーグルマップ)にて口コミ1000件・4.9点を超える店舗が誕生しています。広告費ほぼゼロで過去最高売上・利益を実現しています。

・・・2022年6月には口コミ集客マーケティング本を出版するのでぜひお読みいただきたいです。

今日の記事が、貴社の店舗ビジネス発展の一助になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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