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小売業は今すぐ店長研修を実施すべき理由

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小売業は店長研修を実施することで得られるメリットが沢山ある

店長研修はコロナ禍における店舗ビジネスの苦境を救うと私は確信しています。

これまでは本部が頭脳的役割を担い各種店舗販促を検討したりブランディングや知名度向上のための施策に取り組んできました。

もちろんこの役割がゼロになったわけではありません。多店舗になれば管理が必要なので本部機能がなくなるわけではありません。

が、しかしこれまで本部が担っていた売上につながる施策の大部分は店舗に委ねられたと言っても良いのではないかと思っています。

その理由の一つに顧客の価値観の多様化が挙げられます。

これまでは顧客の欲しい商品は画一的でしたが、今では数え切れないほどの選択肢があります。

ドラッグストアを例にするとわかりやすいと思います。

私の勝手な思い込みですが・・・(という前置きはしておきます)

これまで
ファミリー向けのシャンプーといえば「メリット」
蚊に刺されたら「キンカン」
ボディソープといえば「ビオレ」
防虫剤といえば「タンスにゴン」
口臭予防といえば「モンダミン」
でしたよね(笑)

異論は認めますが・・・なんとなく雰囲気を体感していただけたら嬉しいです。

選択肢も限られていたし、結局資本がある企業が莫大な広告費をかけてイメージを作り上げて勾配を後押ししていました。

だから、メーカー販促がとにかく強かったのです。

本部がメーカーとのタイアップ企画を持ってくれば店舗(現場)は決められたVMD通りに陳列をすれば爆発的に売れていました。

本部が考えて、店舗が実行する、という流れです。

しかし、今は価値観が多様化しすぎて大ヒット商品は生まれにくくなり、いかに店舗側で小ヒット企画を連発できるかが鍵となります。

来店するお客様との接点が日々ある店舗スタッフの「もっとこうすればいいのに」「こんな商品があればいいのに」といった疑問やニーズが小ヒットの源泉になります。

例えば、手に取ったのに棚に戻したり、お客様から「〇〇ありませんか?」と聞かれて「ありません」と返答したり・・・帳簿には出てこない顧客のニーズに溢れたデータが店舗スタッフにはあります。

今後の店舗経営はもちろん本部機能は維持しつつも本部の言う通りに店舗を運営しているだけでは未来はない、ということです。

やはり、答えは現場にあると今も店頭に立っているので確信しています。

今後は店長がいかに店舗で働くスタッフから沢山の声を集めて(商品や顧客の要望)、スピーディに形にしていくことが重要です。

これもいかに流動性の高いチームを作ることができるか?が鍵となるのですが、すべて店長の力量次第となるため価値観の多様化に合わせた店舗経営をする上で店長研修を実施し、店長スキルアップを狙うのは効果的であると私は思っています。

店長はビジョンを持って仕事をしていますか?

店長ビジョンを持って日々の店舗運営をすることで大幅に離職率を下げることができます。

店長が「どんな店を作っていきたいのか?」を主体的に考えて部下(店舗スタッフ)に伝えられる店は総じて離職率が低いです。

なぜなら、ワクワクするからです。(ちょっと稚拙な言葉でしか説明できないのが悔しいですが、ワクワク感大切です)

店舗スタッフは条件さえ良ければ他の店舗(企業)にすぐに移ってしまうと思われがちですが、実際はそんなことありません。

できれば新しい職場を探したくないのです。なぜなら面倒だからです、次の職場では馴染めるか不安に感じている人は多いです。

それでも離職する人は条件が問題なのではなく、役務提供に対してのリターンが少ないと判断をしているということです。

ではリターンとは何か?まずまっさきに浮かぶのは時給ですよね。いわゆる工場のように決められたライン通りに仕事をこなしていく場合はリターンは基本的に時給になります。

しかし、店舗ビジネスは毎日基本的に違う仕事をすることになります。

そのためリターンは、時給だけではなく、やりがいだったり、楽しみも含まれます。

言われたことをこなすだけではない何かを求めている人が店舗で働く傾向があるなと実感しています。

人の役に立ちたいというのが店舗スタッフの基本的なアイデンティティになるので、いかにこのアイデンティティを生かしたマネジメントができるかが店長の腕の見せ所です。

ここで欠かせないのがビジョンなのです。

会社・店舗が今後どういう方向性に向かっていくのか?そこに向けてあなたには何をどうしてもらいたいのか?を明確に伝えられることが大切です。

会社や店舗の方向性と自分自身(店舗スタッフ)がやりたいこと求められていることが一致するとワクワクします。

これまで本部から指示を受けて店舗で滞りなく管理をしてきた店長からしてみたら役割が増えて大変!と思われることが多いです。

それでも乗り越えなければいけない壁であると私は思っています。

ぜひ店長研修をきっかけに新時代にあわせた繁盛店を店長自身の力で作り上げていきましょう。

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