店長研修を必要する企業の一番の特徴は?
店長研修を必要とする企業の特徴で筆頭に上がるのは・・・(大事なお知らせが二つあるので最後までお読みください)
昨対割れしている企業です。
これは間違いなく必要と言えるでしょう。
なぜなら、昨対割れしている、ということは単純に利益が落ちているだけではなく、従業員のモチベーションも著しく低下しているからです。
成功体験や顧客への貢献がモチベーションを作る燃料となります。
しかし、売上がだだ下がりの状況だと成功体験も得られないし、顧客も減っていく一方で仕事のやりがいが全く感じられなくなります。
人手不足の企業の多くが業績不振である事実も見逃せません。だから、売上が落ちてからだと店長研修になかなか投資できないというケースもあるので早めに実施することをオススメします。
特にアパレル業は人手不足の典型と言われていますが、全国のチェーン店のほとんどが昨対割れしています。
商品が売れない=店長の機嫌が悪い
やりがいがない=離職率が上がる
一手不足=一人当たりの負荷増
とこうして悪循環が続きます。
このスパイラルに一度はまるとどこから手をつけたらいいのかわからなくなります。
どこから手をつければ一番効率良く、短時間で店舗を黒字(昨対比120%)を超えられるのか。
私には答えがあります。それが店長研修なのです。これには根拠があります。
店舗は客観的に見て努力が足りない
店舗コンサルティングに行くと、いつも同じ感想を得ます。
「まだまだ売上が上がるな」と、ものの数分店内にいればわかります。
先日もクライアントの部門別売上で900%を達成しました。
もちろんそれだけの知恵を身につけるために独立して10年やってきたのですから当然と言えば当然です。
しかし、この前提がありながらも「まだまだ努力が足りない」と思わざるを得ないのです。
理由は、待ちの営業にすっかり慣れきっているからです。現状維持は緩やかな衰退なのです。
お客様が来店するまで何の準備もせず作業に追われている、という現状です。
お客様が数多くある選択肢の中から入る店を決めて入店します。
私は今このコラムをいつものカフェで書いていますが、近くに靴屋があるのですが一度も入ったことがありません。
なぜなら、店員は一人でレジの前に立ち何か作業をしていて、
「お客様!うちの靴屋は品揃え価格共に地域一番なんでお願いですから入店してください!!」
という気概は一ミリも感じません。
これはABCマート時代にたたき込まれたものでもあるのですが、絶対に待ちぼうけにはなるな!という指導でした。
手が空いたら作業をしながら声を出すのは当たり前だったし、店内に一人もお客様がいなければ外に出て声出しをしていました。
ぼーっとしてたら怒られます。
店内に活気を作るのは販売員だ!と教わったのでとにかく店頭で創意工夫をしながら働いていました。
これが1000店舗への原動力と考えると、他の店舗は何をしているんだろう・・・って感じです。
特に目の前の靴屋の店主はやる気が感じられないのです。
「あ~暇で退屈だな・・・この靴はまだ認知度が低いから売れないよな~」
とぼやいているんじゃないかというくらい店の外にいても雰囲気の悪さを感じます・笑
東京にいるときは毎日のように原稿やコラム、メルマガをかきに来ているカフェです。
息抜きに店に入ってもいいよな~と思うのですが全く入る気がしない。
ちなみに何回か店も変わっているのですが、どのブランドが入っているときも同じようにすぐに潰れていきます。
もしかしたら場所が悪いのかもしれない・・・としたら今までのブランド店がやっていた運営スタイルから違うスタイルを取り入れないとダメだなとか、工夫をするべきだと思うんです。
雇われ店長意識だからなのか毎日同じことの繰り返しに見えます。
でもきっと私のクライアントの店長がこの店舗に異動したら少なくともこの店長よりは数字を出すでしょうね。
それくらい店長次第で売上も従業員の定着率も大きく変わります。
それも圧倒的に低コストで会社を激減させることができます。
当社クライアントも私が入って年間数百万の投資で3~10億ほど売上を上げている企業があります。
それだけ店長は重要である、ということです。
店長研修を実施することで会社は変わる
店長研修は今すぐ売上を改善したい、従業員の定着率を上げたい!
というニーズを持っている社長にはぜひ実施をしてもらいたいと思っています。
店長とは言え、専門的な指導を受けたことがある店長は販売員と比べたら多いですが、他業界のマネージャークラスと比べたら圧倒的に少ないです。
さらに、我流で日々の運営をし、思うような結果が出ないと会社の責任にされるリスクも高まります。
やはり適切な店長育成に繋がる店長研修は必ず実施するべきだと思っています。
これまでは以前記事でも説明しましたが、(↓ご覧になったことがなければすぐに見てください)
これからの時代はどこでもなんでも買える時代だからこそ、「人」で差別化することが必須となります。
右から左に商品を売っても過去最高益が出た時代は遠い昔の話です。
ネットショッピングや近隣のライバル店舗は価格面でどんどん競争をあおってきます。
この競争(レッドオーシャン)の中で巻き込まれると絶対に潰れます。
大手の資本を舐めてはいけません。
従業員にフォーカスを当てて、仕組み(オペレーション)で売るのではなく、付加価値をつけて販売するマーケット(ブルーオーシャン)で勝負するべきです。
そうすることでこれからの時代もオンリーワンの存在で地域で愛される店を作ることができます。
この土台を作ることができるのは社長ではなく、店長です。
だからこそ、店長研修が必要なのです。
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