上司の愚痴が止まらない店長の処世術

嫌いな上司の下で働くことほど辛いモノはない

嫌いな上司の下で働くことほど辛いモノはありません。ましてや日常から同僚の店長が愚痴ばかりを言っているのを見るのも辛いものです。

今回は、嫌いな上司の下で働く上で身につけておきたいストレス耐性の高いマインドについてお話をします。

私も誰とは言いませんが、「正直この上司は嫌だな」と思う人の下で働いたことは何度かあります。今ではなんとも思っていませんが、当時は結構辛かったのを覚えています。

人は一度でも敵と見なすとそのレッテルを剥がすことができません。すぐに嫌感が復活して頭の大部分がネガティブな心で支配されます。

人間関係はとても複雑でなかなか関係を好転させることができない、という特徴があります。だからまぁ愚痴が止まらないのですが・・・。

今回は3つのステップに分けてご紹介するので、最後まできっちりと読んで実行に移してくださいね。

ステップ① 上司の嫌いなところを書き出す

ステップ② 嫌いなところから何が学べるかを書き出す

ステップ③ 変えようとしても変わらないことを知る

ステップ① 上司の嫌いなところを書き出す

まず何から始めるべきなのか、というと「上司の嫌いなところは何か?」をすべて書き出すことです。これとっても大事。

うまくいかないアプローチは「上司のもっと良いところを見てみろよ!」と言うことです。この発言は全く当事者の頭に入りません。

なぜなら、大嫌いだからです。

まずは今抱えている不満をすべて吐き出させることが大切です。しかもできれば文字で書いてもらうのが良いでしょう。

「いつも高圧的でむかつく」

「偉そうな態度ばかり取るな」

「意見を言えば『お前が考えることじゃない、余計なこと考えるな』と一蹴するな」

「不機嫌な態度で仕事するな、こっちはすごい気を遣う」

など、思っているコト感じていることをすべて吐き出させることが大切です。

上司の中にはまだまだ昭和(バブル)脳が抜けずに昔のマネジメントをして部下をコントロールしようとします。上司との間には深い溝があるのもこのマネジメントの解釈の差にあるものだと私は思っています。

すべて書き出したら一度深呼吸をしましょう。

ステップ② 嫌いなところから何が学べるかを書き出す

嫌いなところを書いたら、次は箇条書きにしたリストを一つ一つ見ながらもし自分が上司のポジションになったらどういう態度を取るのか?を書き出します。

反面教師で書き出した内容の反対のことを書き出すと言った方がわかりやすいかもしれませんね。

「いつも高圧的でむかつく」→「優しさで溢れた上司になる」

と、このようにです。

これから先もずっと続くわけではありません、きっと今の嫌いな上司もあなたに何かを気づかせたり、学ばせようとしていると思うことが大切です。我慢できない気持ちはわかりますがあなただけがそういう目にあっているのではなく日本中の同世代は同じようなストレスを感じながら働いていると思った方が良いです。

ステップ③ 変えようとしても変わらないことを知る

最後に、結局人を変えることはできないということについて議論をすることです。

押しつけてしまうと「なんでお前に言われないといけないんだよ」とけんかになってしまうので、一緒に考えてみましょう。

私はこの手の店長「うちのSVなんとかしてくださいよ」とすぐ愚痴る店長にこう言っています。

「上司に変わって欲しいってずっと思ってきましたよね?」

「はい・・・」

「どうですか?変わりました?」

「いえ・・・全然変わっていません。」

「そう、人を変えることは基本的にできません。じゃあどうすればいいと思いますか?」

「そうですね、自分が変わることでしょうか。」

「その通りです。あなた自身が変われば次第に上司の態度や言動が変わるかもしれません。今まで店長はSVに対して愚痴を抱えるばかりでご自身の行動は変えてきましたか?話し方・伝え方など。どうですか?」

「特に変わっていないと思います。色々と意識はしていますが・・・」

「意識だけでは変わらないですよね。毎日上司に対して関わり方を変えていきましょう。意識していることを教えてください。その意識がしっかりと上司に伝わるように一緒に考えますから」

と、こんな感じで伝えています。

以上です。

今回質問してくださった方は、成田直人オンラインサロン生から

です。

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質問してくださってありがとうございました。

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