採用活動がうまくいきません・・・どうしたらいいですか?

なぜ採用活動がうまくいかないのか?

実店舗は今とてつもなく採用難になっています。理由は2つあります。

1)あなたの店で働く価値に気づいてもらっていない

2)あなたの店では働くことなんて一生ありえない!と烙印を押されている

のどちらかでしょう。前者は打ち出し方一つでまだまだ採用の余地はありますが、後者はとても難しいです。なぜ、絶対に働かないと烙印を押されているのか?それは、採用希望者が店に足を運び、「この店ありえない」と思われているか、人づてで「あの店はやめた方が良い」と言っているなど、ネガティブな情報を受けているということです。

前者でよくあるのが、一般的にも多くの店や会社はクローズドな組織なので、どんな店なのか?どんな会社なのか?が表面化しません。それこそ、アルバイト無料雑誌を見て「この店良さそう!」と思ってもその情報は全然信用することができないからなかなか「ここで働こう!」という意思決定には繋がりません。素晴らしいお店でもこういう反応が出るのはしばしばです。後者のネガティブな情報はすぐに広まるのですが、ポジティブな情報はなかなか広まりません。だから気づかれない、ということがありえるのです。

残念ながら「うちの店はとても良い店!」「うちの会社は素晴らしい会社!」と内輪でどれだけ言っていても気づいてもらえなければ意味がありません。

私のクライアントはありがたいことに多くのスタッフが元お客様であることが多いです。実際に店舗でサービスを受けたり、食事をしたり、働く人と接して入ればこの人たちと一緒に働きたい!という欲求に繋がるのはごく自然な話ですよね。

世の中のフリーペーパーには「こんな素敵な仲間たちと一緒に働きませんか?」とか言っていますが、掲載し続けているということは現実と理想のギャップがひどすぎてすぐにやめているわけです。でも、採用活動を続けないと・・・新しいスタッフが入らないと・・・困るから求人し続けるわけです。

儲かるのはジョブローテーションしても毎回お金がもらえる広告代理店だけ。

これでは大切な利益をドブに捨てるようなもので、本末転倒ですよね。この負のスパイラルはすぐに抜け出さないといつまでも状況は好転しません。

それこそ、今いるスタッフが「この仕事が大好きです!」と言い切れなければこの負のスパイラルからは抜け出すことができないでしょう。私のクライアントも最初は会社の状況がひどくて慢性的な人手不足に陥っていたことが多いです。しかし、会社全体で私のノウハウに取り組んだことで超高収益企業になりました。今は採用費用も当時の1/10で倍以上の優秀な若者を採用しています。

私がクライアントに勧める優秀なスタッフを採用するためのプロセスを紹介しましょう。

1)顧客満足度よりも従業員満足度をあげる

2)スタッフ紹介第一号を作る

3)紹介してくれたスタッフ、してもらったスタッフを取材してPRする

まずはじめに何と言っても「働くことが楽しい!」というポジティブな環境を作ることです。これが何より大切です。かくいう私もABCマートを選んだのも最初に店に顧客として伺い「こんな素敵なお兄さん・お姉さんになりたい!」と思ったことがきっかけです。働いている人が輝いていると自然と顧客もここで働きたい!と思うようになるものです。

まさに私がそうでした。

顧客満足度を語る前に従業員満足度を高めることから始めましょう。私のクライアントでも事務所には個人ロッカーを用意しようとか、休憩室をリニューアルしたりと着手します。実は従業員を歓迎する姿勢が重要なのです。働くスタッフを無下に扱って、顧客に上質な空間を!としてしまいがちですが、採用希望者が多かった一昔前ではありえても今は無理です。働く人の方が少ないので、選ばれるための工夫が必要な時代です。

なんでも需要と供給のバランスで「需要>供給」の時代は店舗経営者の好き勝手してもOKなのですが、「需要<供給」の時代では選ばれる努力をしなければいけません。これは対顧客だけではなく対従業員も同じです。

人手不足なのだから選ばれる努力をすることが大切です。

そして、スタッフの従業員満足度が高まった段階で「紹介してほしい」と依頼するのです。よくスタッフ紹介してくれたら10000円プレゼントとかやりますが、うまくいくわけがありません。なぜなら、嫌いな店になぜ大切な友人や家族を紹介するのでしょうか。ありえないですよね。

高い従業員満足度がない限り紹介なんてしません。だから満足度を高めるのが先なのです。ESです、ES

そして、紹介が生まれたら双方に取材をして、PR材料に使います。店内のトイレでの採用募集POP、各テーブル、レジ前、店の外の看板にも掲示しても効果的です。「紹介が生まれるほど良い店なんだ」ということが伝わればお金をかけなくても人材を獲得することが可能です。

しかも、紹介されて入った人の定着率も高い。(やめたら紹介者に迷惑をかけるから)

ぜひ今回の3つのプロセスを活用して採用活動を強化していきましょう。これ以上お金をかけても優秀なスタッフは入ってきません。優秀なスタッフが集まる組織を作るのが先です。

顧客満足度を語る前に従業員満足度を高めていきましょう。CSの前にESです。

関連記事はこちら

スタッフの離職の仕方で従業員満足度がわかる

店長が嫌いというアルバイトで溢れる店舗を改革する方法

スタッフの「辞めたいです」の再発防止策とは

スタッフマネジメントは2.0の時代へ 乗り遅れるな!

追伸

商品や店舗はそのままでも店長&スタッフが変われば超高収益店舗を作ることができます。

私が3つの教育研修を通して企業・店舗変革をしている教育メソッドを完全公開しています。

※クライアント事例を含めた無料プレゼント中です。

今すぐご登録ください。


初公開!13年目の集大成!最強の店舗経営大全

こんにちは、成田直人です。
最強の店舗経営大全へようこそ。あなたは今、「このままでいいのだろうか」という漠然とした店舗経営に対する悩みをお持ちではありませんか?


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください