商業施設の店長研修で分かった繁盛店の店長力
先日当社HPにある商業施設から講演の依頼を頂きました。
午前と午後の2部制でセミナーが行われました。
この2部のセミナーでわかったことがあります。
それは、売れているアパレル店と売れないアパレル店では決定的な違いがあるということです。
それは何か?
店長の課題認識
です。
これむちゃくちゃ大事なことだと思います。
店長研修後に、売上は悪くないのに質問をしにきてくれた店長がこんなことを聞いてきました。
と聞いてきてくれました。
素晴らしい、の一言ではないですか。
もしこんな店長があなたの会社にもいたらどれだけ幸せかと妄想したくなりますよね・笑
売上が好調なアパレル店の店長は見事なくらい自店分析ができていました。
自店の強み、スタッフの性質や強み、ブランド価値とマーケットとの相性も含めて。
その上でさらに成長したいという意欲が素晴らしいなと私は実感しました。
店長研修で売れないアパレル店の店長が見せる共通点
それは、店長研修後にやってきます。
とにかく帰るのが早い。
もちろんシフト調整がとか、勤務人数が少ないとかあるのはわかります。
しかし、現状売上がショートしていて、目の前に解決策をもったコンサルタントがいるにも関わらず聞いてこないことがどれだけの機会損失になるかわかっていない様子です。
(※もっと私自身もフレンドリーに話して質問しやすい雰囲気を創ればよかったのかとも思っています)
もしかしたら自信がなくて何を聞いても意味がないと思っているかもしれませんがそれにしてももったいないなといつも思います。
その点繁盛しているアパレル店の店長は笑顔が素敵で質問も沢山してきてくれます。
と、思います。
クライアントによっては、個別指導も依頼を受けるので、その際は深く売れないアパレル店も入り再生します。
ここで最初にするのは、先にも挙げましたが課題認識力を高めることからです。
数字(成果)に責任をもつことが最初のスタートと言えるでしょう。
数字が自分事になっていない時点で一般のアルバイトと同じ意識・意欲になります。
数字の全責任を背負う覚悟で店頭に立たない限り課題も見えてこないし、売上アップの糸口も見つかりません。
まずは、課題認識力を高めることから始めましょう。
アパレルは時代の流れが速いので高速PDCAを回す必要があります。
そして、販売実績がどんどん店頭からネットに移行している状況も踏まえて店舗をマネジメントしなければいけません。
私はよくアパレル販売の店長研修時に、
と言っています。
この言葉の真意は、そう簡単に答えが見つかる状況ではなくなったということです。
今までは店頭のPOP一つつければ売上アップしました。
しかし、今ではどこでも手書きPOPもコーディネイト案も掲示しています。
ありきたりな行動では全くと言っても良いほど顧客の心は動かなくなったのです。
自ら情報を取りに行き、素直に実行に移す店長だけが成功する
これはアパレルの店長だけに限らず店長全般に言えることなのかもしれませんが、情報を自ら収集する店長の店は繁盛しています。
クライアント先を見ていても、店長研修で最前列に座る店長はいつでも繁盛店の店長です。
以前クライアント社長が、
と、問いかけて見事に場の空気が凍り付きました・笑
でも、的を得ているなと。
店長研修も積極的に受講し、日常でもビジネス書や専門書を読んでアイデア創出に余念がない。
この高いモチベーションを持った店長は果たして最初からこれだけの意欲を持っていたのか?
ついに聞いてみました!
この後に彼が言った一言で「なるほど」と唸ってしまいました。
その言葉とは
でした。
まさに、自己愛。
この自己愛が高いモチベーションを生み出し、熱心に受講・学習する姿勢を生み、強い責任感のもと目標達成するためにチームをまとめ上げるのです。
このたった一言を聞いて私は深く感心したのですが、あなたはどう感じましたか?
自分の仕事を愛し、価値を生み出す自分を承認できることが重要です。
ぜひあなた自身、あなたの会社の店長陣が深い自己愛のもと目標達成に繋がるモチベーション創出に繋がったら嬉しいです。
そして、売れるアパレル販売の店長の姿勢や行動、信念から学べることがあった!と実感していただけたらなお嬉しいです。
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