店長として大切なことは販売員(スタッフ)と同じ「思いやり」である
店長として大切なことって何ですか?と聞かれたのですが、販売員(スタッフ)と対象が変わっただけで基本的には同じだと私は思っていると伝えました。
販売員→顧客→CS
店長→販売員→ES
基本的にはやることは同じです。相手の立場にたって思いやりを持って接することです。
店長職についてから店長のための店長研修を受けたことがない新任店長は何が正解なのかがわからないため、気張ってしまうことが多いです。
「店長とはこうあるべきだ!」と力を入れてしまって空回りしている人が多いです。急に人が変わったかのように厳しくなってしまったり・・・自分が売りまくって売れない販売員やスタッフに不満をぶちまけたり・・・と様々ですが、気合いが空回りしてるなと思う店長は多いです。
「肩の力を抜いた方がうまくいく」と私はいつも伝えています。呼吸も浅くキビキビと動き販売員やスタッフを監視するかのような目つきで働くことは店長自身にとっても疲弊するし、部下である販売員やスタッフも同時に疲弊します。
つまり、誰一人として得をしない、ということです。
お客様のことを思うように一緒に働くスタッフのことを思って欲しい、私はそう思います。
しかし、顧客であれば無償の愛を貫けるのですが、対販売員やスタッフとなると話は別のようで、「なんでうちのスタッフに尽くさないといけないんですか?だって当たり前のことだってできないんですよ??」と逆ギレを食らうこともしばしば。
売れない・仕事ができない販売員やスタッフにいらつくばかりで全然建設的な関係を構築することができずに悩んでいる店長が多いです。
もしかしたらあなたも同じような店長になってるかも?
だとしたら今日のコラムはとても役立てると思いますよ。ぜひ最後まで読んでみてください。
店長になる人に特別な資質は必要ない
特別な、と表現したのは後天的だからです。
自分の努力次第ではどうにでもなる、というのが私の印象です。つまり、店長にふさわしい習慣形成だけできれば誰でも優秀な店長になることができる、ということです。
いったいその理想的な習慣形成とはどんなものなのか?
それは、日々の仕事やプライベート時間に30分でいいから能力開発の時間を取り入れることです。
それこそ今までは自分と顧客のことだけを考えていれば良かったのですが、今はそういうわけにもいかなくなりました。一緒に働くスタッフのことも視野に入れなければいけなくなりました。
自分のことだけであれば事足りてたものの、スタッフも視野に入れると自身の思考が追いつかなくなります。だから、「私は店長に向いていないのかも・・・」と投げ出したくなるのです。
販売員時代は愛想だったり、センスである程度カバーできる人もいるので勉強熱心な姿勢を作ってこなかったという人は特に店長になると苦労します。なぜなら、センスは人に教えられないからです。
属人的ノウハウは浸透しない、全人的ノウハウに変化させることが重要
です。
センスは教えられるモノではないから、ステップ形式にしてわかりやすく変換しなければ伝えられません。だから、売ることと、教えることは別次元なのです。
販売初心者時代は誰だって「自分には向いていないかも・・・」と思ったことが一度や二度はあるはず。
日本一になった私も入社したての頃に、「ナイキの箱にプーマの靴とアディダスの靴を入れて売ってしまった(記憶が正しければ)ほど・・・」自分は向いてないなと確信していたほどです。当時は止めてくださる優しい先輩に囲まれたことで離職は逃れましたが、すごい落ち込んだことを今でも覚えています。
店長職も販売ではプロフェッショナルでも1年生からのスタートなのですから。
店長職を辞めたい!と思ったら一度本気で店長スキル・マインド勉強をしよう
人は誰でも過去の成功体験や過去の楽に立ち戻りたくなるモノです。
私も、ABCマート辞めて、PCデポに移ったときに全然売れなくて、「やっぱABCマートに戻ろうかな・・・」と一瞬思ったし、内定先(広告代理店)を辞退しなければよかったな・・・とか色々と考えました。
うまくいかないと不安になり、不安を解消するために安心だった頃に戻りたいという欲求が表面化します。ここで私の人生哲学の一つでもあるのですが、
辛い時ほどその道を選べ、そして、いずれ楽を得よ
という成田名言があります・笑
今の苦痛は未来の楽に繋がるので、今目の前にあることから逃げないようによう!とずっとそうやって自分の道を決めてきました。(なぜか今書きながら自分が励まされました・汗)
だから、まずは逃げないこと、そして店長スキル・マインドが身につくように集中して勉強をすることです。
いきなり1時間も2時間もとは言いません。毎日30分でいいから店長力をアップするための学習を始めましょう。まずは手始めにこの本がオススメ!
この二冊は本当にオススメです。
実は自分の本なのですが、私のオンラインサロンでこの二冊に救われたという話を沢山聞いたのです。1冊の本との出会いで人生が変わり、今の楽があると教えてくれました。そして今はオンラインサロンの仲間になってくれているのです。
あなたも一歩踏み出して欲しい。辛くて辞めたくなることもあるけど、辞めて良いことは何一つない、一時的に気持ちは楽になるけどまた同じようなことで悩むし落ち込みます。
だから、辛くても一歩踏み出そう。
諦めずに歩き続けよう。沢山の本を読んで、僕のオンラインサロンにも足を踏み入れて欲しい。どれだけ大変で辛くてもサロンメンバーが全力で支援します。
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