店長研修のカリキュラムで私が取り入れるコミュニケーションルール
店長研修の内容に入る前に私が最初に受講生に話すことがあります。
それが10個のコミュニケーションルール(今回は3つ紹介します)です。
このコミュニケーションルールはとても重要で、店長研修を円滑に進めることはもちろんのこと、店舗に戻った後も店長研修で出した課題を実行する上でも重要です。
このコミュニケーションルールは店長研修だけではなく店でも役立つのでぜひ早速あなたも自社で自店舗で実施してみてください。
店長研修CR①グループワークで否定的な意見を言わない
店長研修をしていると、多くの企業が今苦しい状況ということもあり、可能性を自ら潰す傾向があります。
例えば、
と他の店長の意見を潰しにかかったり、
と本社基準でアイデアをつぶし合うようになります。
私の店長研修では絶対にアイデアを潰すような話はさせません。
通称ドリームキラーと言いますが、業績が良くない企業であればあるほどこの傾向があるので注意が必要です。
これからの時代は本部の言うとおりにしてうまくいくほど甘くありません。
価値観が多様化しているからこそ柔軟な思考とアイデアが求められます。
一見バカにしたくなる、実現的ではないアイデアも未来のスタンダード販促になることだってあるわけです。
見落としてはいけない、だから否定をしてはいけないのです。
これは店頭でも同じ。
一緒に働くスタッフや販売員が
ときたら頭ごなしに否定するのではなく、応援して一緒に実現する方法を考えることが重要です。
店長研修CR②「難しい・・・」を封印する
これは私自身がアルバイトをしている時に店長に言われてハッとしその後できる限り使わないようにしている言葉の一つです。
「難しい」という言葉は脳科学の見地でも「思考停止状態」を招く危険な言葉です。
私が店長研修のグループワークのお題を
と言うと、
とリアクションをします。
この時点でこのワークは機能しません。
どれだけ難しいと思われる課題が目の前に現れても、すぐに難しいとは言わないことが大切です。
反対に、
と言い直すようにお願いしています。
使う言葉で思考が出来上がります。
後ろ向きな言葉を使えばそれだけアイデアも出ないし、背筋も曲がり、肩こりがしてきて、眠くなります。
店長研修を最大限活用するためにも難しいを使わないようにしましょう。
そのほかにも、「無理」という言葉も使わないほうが良いですね。
店頭でも同じです。
未来を見せて前を向いて店を運営しなければいけないのに、難しい・できない・無理と言ってしまえば、店頭のモチベーションもテンションも下がり、アイデアが生まれない(思考停止)ので日々の仕事がオペレーションになってしまいます。
店長研修CR③WHAT TOではなくHOW TOを追求する
店長研修でやってはいけないのが、「●●をしようよ!」で終わることです。
これは店内・社内でも同様です。
●●しようとだけでは行動に結びつきません。
またすぐに店舗に戻れば激務の毎日です。
すぐに店長研修で学んだことは忘れ去られて日々忙しくすることになります。
これでは店長研修の効果は半減してしまうので、私は店長研修の中で「HOW TO」を明確にします。
と言うようにしていますし、必ずHOWTOまで準備して返します。
そのため年に何回か研修時間がおしてしまうことも。
それでもHOW TOまでやらないと結果的に何も変わりません。
今回は店長研修で守るべき3つのコミュニケーションルールを紹介しました。
ぜひ参考にしていただけたらと思います。
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