店長研修のカリキュラムに新しく取り入れた「未来の売上の創り方」が良かった理由
店長研修に新しく「未来の売上の創り方」というテーマで話をしました。
今まではどちらかというと
土台作り→日々の売上アップのため準備→実践管理→売上達成
というプロセスで店長研修は組んでいたのですが、今回新しく、売上達成の先である「未来の売上」について話をしました。
売れない店長は「今」に翻弄され、売れる店長は「未来」に確信を持って仕事をする
不確実な世の中ですが未来の安定した売上を作るためにしなければいけないのがまさにコミュニティ作りです。
ここの着目して準備している店舗はすでにコミュニティができており、年間を通して閑散期がありません。
顧客が安定して来店してくれるので設備投資(リニューアル)もできるし、顧客もその設備投資を受け入れ店舗を応援できることに生きがいを感じているようです。
コミュニティ作りで欠かせないのが、「人材教育」です。
コミュニティ型店舗は2段階に分かれます。
1)ファンクラブ
2)コミュニティの自走
第一段階はファンクラブからスタートします。
誰のファンになるのか?それは推測通り「スタッフ」になります。
スタッフに顧客がつくのが第一段階です。
人に紐付くと辞めたときに売上がガクッと落ちる、という不安があると思うのですが、この不安はまさにファンクラブ状態の離職リスクになります。
例えば売上順で並べたときにトップとビリが3倍以上の売上差になる場合は、ファンクラブ状態ということになります。
このこの根拠は私の感覚なので、あしからず。
では2)コミュニティの自走に持ち込むにはどうしたらいいのか?
店長研修で未来の店舗はコミュニティ型が必須であると話す理由
店長研修のカリキュラムでも中核を担っている店舗のコミュニティ化ですが、とても明確な理由があります。
それは、新規集客が今後ますます難しくなるからです。
今のうちからコミュニティ形成をして売上を安定化する方法を確立することが大切だと思っています。
特にウェブ広告は毎年上がっているわりには反応率は落ちる一方です。
2)コミュニティの自走、すなわち顧客コミュニティが勝手に増大するように設計することが大切、ということです。
新規集客は口コミと評判のみで毎年お客様が増える環境を作ることが店長に課せられた課題です。
ではコミュニティが自走するというレベル2の領域にいくための方法をお話します。
まずは先に挙げたとおりスタッフ間のレベルを極力なくす(トップクラスと同等のクオリティ、下位に合わせるモノではない)
そして、各スタッフにファンがついている状態を作ります。具体的な現象は顧客が顧客を紹介するレベルということです。
そうすることでスタッフに紐付いていた顧客が店舗に紐付くようになります。
「○○さんが素晴らしい」ファンクラブ状態
「この店はみんな素晴らしい」コミュニティに自走状態
になります。
この熱狂的なファンを増やすことで売上は安定するしそう簡単に顧客も離脱することはなくなります。
ただし、コミュニティの自走を維持するために必要なことがたった一つあります。
それは、アップデートです。
アップデートするべき3原則
・売り方
・見せ方
・提供の仕方
この三原則を常にアップデートすることで顧客が飽きない店を作ることができます。
飽きさせない、ワクワクさせ続けるというのが今後の実店舗には欠かせない顧客の声になるでしょう。
店長研修では「どうしたらワクワクさせ続けられるか?」「飽きられない店舗ってどういう店舗なのか?」を受講生同士で考えて、アイデアを枯渇させない習慣形成まで及んだディスカッションをします。
時間はかかりますが、まだチラシやウェブ広告で反応しているからこそ集まった顧客をがっちり離さない「リピート率・紹介率」が業界全体の高水準を維持できる店舗を創っていきましょう。
超高収益店舗を創る最短コースは良質な口コミとリピート・紹介の連鎖を確立することです。
コミュニティが自走し、顧客が顧客を連れてきてくれる店を作る切っ掛けになれば幸いです。
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