接客研修のカリキュラムはマナーだけでは不十分な理由
接客研修(接遇研修)の多くはマナー研修で終わっているところが多いです。
これはとてももったいないことだなとクライアントとの会話で実感しました。
当社のクライアントは販売力アップや感動レベルの接客ができるようになってほしいと当社に接客研修を依頼してくださいます。
当然接客研修の目的は「売上の増大」です。
接遇マナーももちろん必要ですが併せて販売力アップ・感動レベルの接客技術をマスターすることが欠かせないのです。
なぜなら、接遇マナーだけでは売上の最大化ができないからです。
良い印象を与えることができてももう消費者は満足することができません。
当たり前だからです。
「そもそもうちのスタッフはマナーもできていないような会社で・・・」
という会社はなおさら販売力・感動レベルの接客を目的にした接客研修にするべきです。
よく考えていただきたいのは、「なぜ自社の社員はマナーも標準化以下になっているのか?」です。
当然社会人としてマナーを身につけなければいけないことくらい自覚しています。
しかし、自らの意思でマナーを習得することをこれまでやってこなかった理由をしっかりと把握することが重要です。
(※過去に接客マナー研修をしても効果が薄かった企業も同様です)
接客研修のカリキュラムで伝える「マナーはマイナスをゼロにすること」が目的
正直なところ接客マナーを鍛えても大きな成功体験を積むことはできません。
なぜなら、サービス業に従事する人間としてできて当たり前だからです。
接客研修が接遇マナー研修になってしまうと成功体験を積むことが難しくマナーが定着しないという傾向があります。
せっかく実施するならきっちりと接客マナーを定着させたいところですが思うように定着しないのは受講しても大きな成功体験を積むことができないからです。
あくまでも接客マナーはマイナス印象をゼロにすることが目的です。
ゼロをプラスにするには販売スキル・接客スキルが求められます。
私の接客研修の資料でも度々触れるのが「これからの時代は想定外を創らないと生き残れない」という話。
そもそも「自社はまともにマナーもできていないのに感動レベル(想定外)の接客なんてできっこない」と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください。
もちろん接客マナー研修(私は講師を務めずに提携講師に依頼します)も取り入れ同時に販売スキル・感動レベルの接客スキル研修を実施します。
なぜ並行して実施する必要があるのか?
これは理由がとても明確で、当社クライアントを見ていても接遇マナーを身につける目的が超明確になるからです。
販売スキル・感動レベルの接客スキルを身につけるには最低限の接遇マナーは必要不可欠になります。
ノリと勢いと愛嬌出うるのには限界があります。
やはり適切な言葉遣いは身につけなければいけません。(あくまでもマイナス印象を与えないために)
なぜ接客マナーを身につける必要があるのか?
それは印象を高めることだけが目的ではなかなか身につきません。
そこに意味を見いだせる社員であればOKですが、多くの企業はそこまで気づけるわけでもないです。
やはり、売上が上がる、顧客から沢山の「ありがとう」が返ってくる、と言う目に見える貢献や成果が見えるからこそ努力をするものです。
あなたの会社はいかがですか?
接客マナー研修だけを実施して事務局の自己満足で終わっていませんか?
正直接客マナー研修だけでは売上は上がらないし、感動レベルの接客をするのも無理です。
あくまでもマイナスをゼロにするだけなのですから。
とはいえ、売上アップ・感動レベルの接客をするには最低限の接遇マナーが必要なのも事実です。
4月から新入社員が入社しますが、私は最初からきっちりと接客研修のカリキュラムに両者「接客・ビジネスマナー×販売・接客スキル」を教える研修をするべきだと思います。
ぜひ接遇マナーで終わるか同時に実施するか、どちらが効率的に成功体験に繋がるか?考えてみてください。
答えは明白ですよね。
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