店頭の販売力が落ちてきた・・・は嘘??
ある店舗経営者から「最近店舗の販売力が落ちてきたんですよね。」と相談を受けました。よく話を聞いてみると、実は店頭に販売力がない、ということではないことがわかりました。
なぜこの答えに行き着いたのかというと、今までの商品の売り方がオペレーション中心で店頭で働く人は販売力を求められる仕事をしていなかったからです。
顧客を捌く、という発想では販売力よりも効率が求められます。接客に時間をかけるような仕事ではなく、あくまでもオペレーション重視の店舗構造だったのです。それにもかかわらず「販売力が落ちた」というのはおかしな話ですよね。しかし、このような話をする店舗経営者は少なくありません。
意外と店舗の販売力の責任に転嫁していますが、見落としている視点があります。それは・・・
「飽きられている」という事実です。
一つ前の記事でも書きましたが、
ビジネスモデルで繁盛するのは超大手企業だけで、それ以外は付加価値をつけて売るしかありません。
その付加価値は接客である!という話をしたのですが、接客面でのトレーニングも全く(人材教育したことがない会社)ないので、完全に顧客に飽きられているということになります。
飽きられるというのは怖いもので、商品やサービスに対する魅力がなくなり顧客が寄り付かなくなった結果なのですが、そこまで放置してきた店舗経営者が仮にここで店舗が再生してもきっと同じことで悩み続けるんだろうなと思うわけです。
アイデアがない、というのが一番の問題
飽きられるまで放置して二進も三進もいかなくなり私に連絡をしてきた店舗経営者はかなり末期状態であると言わざるを得ません。
「なんとかなる・・・」と心のどこかで思ってることが一番の問題なのでこういった店舗経営者は時間をかけて思考と行動の習慣を変えなければいけません。
売上をあげ続けるためには時代にあった売り方・店舗運営の仕方を現場で体現するのが経営者の役割です。それができていないということは、考え方も古いし、頑固であることを否定できず、ビジネスモデルも古くなり、店舗の魅力も落ちていく、結果的に顧客に飽きられるというわけです。
店舗経営者自身がアップデートしなければ会社はどんどん衰退していきます。顧客の価値観や購買行動は日々変化しています。このマーケットに適応するだけの柔軟性がなければ会社はどんどん遅れていきます。
新しい市場の準備にかかり投入する頃にはもうブームが去っているという悲しい結末が待っています。
「今」「この瞬間」に応えるリアルタイムな組織運営をしなければいけないのです。この感覚あなたは持っていますか?もし「へ〜そうなんだ」と他人事になっているようではもうこの時点で思考も行動も時代から取り残されている状態になります。
まだまだ教育研修を取り入れている企業が少ないです。
接客研修
販売研修
販売員研修
店長研修
店舗コンサルティング
これが当社のメニューなのですが、12年で250社との取引で止まっています。たった250社ですよ。しかも大手企業ばかり・・・です。
もっと中小企業からの問い合わせがきてほしい!というのが私の本音です。なぜなら超大手企業が本格的に人材教育に力を入れ始めたら中小企業はもう勝てる武器がほぼなくなります。実際になくなってきている業界もあります。(当社にそのタイミングで事業再生の案件がくるという惨状)
売上をあげ続ける難易度はこれからもどんどん上がっていきます。稼ぐのが難しい時代だからこそ、思考と行動をアップデートしなければいけません。大切なのは、飽きられないこと、本当にこれだけです。
飽きられたらもう市場が見向きもしてくれません。なぜなら、選択肢は死ぬほどたくさんあるからです。
常に顧客の頭と心に残り続けるような感動を届けられる店だけがこれからも生き残ります。
商品をおいて、店をあけてれば儲かる時代ではないのです。目を覚ましましょう。もう時代は待ってくれません。「やばい!」となる前にアクションを起こしましょう。当社への問い合わせはいつでもお待ちしています。スケジュールが合えば全力でサポートさせていただきます!
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